ジョニーウォーカー ダブルブラック おいしい。
久し振りの個人的にはヒット作。
といっても昔の味に出会えたみたいな、思い入の感も強いかもしれない。
平成のはじめ、今ほど酒を飲まなかったけどフトした弾みで、たしかマラソン大会の帰りだったと思うけどジョニ黒、普通のジョニーウォーカーの黒ラベルを買った。
これを家でちびちびと水割りで飲んでいたのだけど、なんだか美味しくて変に感心した記憶があった。
20年くらい経って、そこそこ酒を飲むようになってジョニ黒を飲むことも有ったのだけれど旨いけど何か違う、昔のような味ではない。
記憶では舌に沈み込むような味で、普通のウイスキーのような舌を刺すような、もしくは舌をキックするような味ではなくて、深々と沈々と舌の中に沈み込んで鈍い存在感を示すような、そんな記憶だった。
たまにbarで年代物の古いジョニ黒、デッドストックのジョニ黒を飲むことがあると、ああこういう味だったと思ったりした。
製造が古くて売れ残ったりしていたジョニ黒や、会社役員等の個人宅で中元歳暮の酒が死蔵されているものが、何かの折に専門の流通経路に乗ったりするらしい。
そしてやっと、昨年年末にこのジョニーウォーカー ダブルブラックを買ったのだが、ああこれだこれだと腑に落ちた次第。
Bar に置いてるオールドボトルなんかはやっぱり少し高いし、気軽に飲めない。
宅に置いてじっくりと、昔に染み付いた旨い酒を飲めるのは愉しいものです。
ただ、酒はやはり好みで嗜好品なので、こういうスモーキーと言われる味わいが人に受けるかどうかは分からない。
変な例えだけど、黒い色ブラックを見て何も色がついてないじゃんと反発するみたいな?
まあ、個人の感想でした。