oidon00のブログ

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2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

虚無回廊 小松左京

図太い骨太の本格SF小説。つくづく小松左京が亡くなったことは日本にとって残念な事だった。 『 “SS”―宇宙空間に突如出現した謎の物体。 真径一・二光年、長さ二光年という、人類の技術をはるかに超えた存在を、一体何者が何のためにつくり上げたのか? AE(人…

「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ −これからの製造のトレンドとエコシステム  藤岡 淳一 .

めずらしくビジネス系の書物など。 テレビ東京系のライトドキュメントとか、nhk男流儀とかのようにショートレンジだったり話で盛上げ過ぎない感じ。 日本の中小企業は物作りで中国に負けてしまったのか、追い付きまた追い越せないのか? と漠然とした印象を…

わたしたちが孤児だったころ  (カズオ イシグロ)

日の名残り、で見せたような、感情表現を行きつ戻りつしながら収束させるような文体、時系列についても同様にややゆらゆらしながらも確かに話を進める。ああイシグロ氏だなと1.2作しか読んでいないのにフムフムと頷いたりする。 探偵と言う言葉が出ながらも…

モーニング食べたリ、コミック読んだり。

正月あたりとか言っても何をするわけでもなく、だらだらと読書やコミック三昧だったが、それではあまりにもメリハリないだろうと思って、朝食だけは外へ。 早くから開いているカフェ・茶店・マクドなどへ。 洒落たスターバックスの次の日にコメダ珈琲に行っ…

一汁一菜でよいという提案、少し変わった子あります、の2冊。

少し変わった子あります (森 博嗣) こういう地味な文学的な面白さも書けるんだと、今更ながら小説家森博嗣氏の多彩な才能に驚いた。 大学教授が同僚との話、から始まる。大学の教授周辺事情は森氏の私小説のように詳しい。くだらない会議、上品な学生、一人…