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淡海乃海、瞬きのソーニャ3、裏世界ピクニック5

淡海乃海

リアル風の異世界転生の歴史小説

 

普通の歴史小説、そこでしばしば現れる現代人の視点、昔の人間ではなくて現代人の考え方、小説を読んでいるとこれがしばしば鼻につくと言うか目に付くのだが異世界転生という見方を受け入れてしまうとこの違和感が解消されてしまう。

 

無論異世界転生というとんでもない設定を受け入れることが前提ではあるが、まあ普通一般の歴史小説にしても昔の時代の人間が書いているのではなく、今の現代人が書いているのであるからまあ無理に同じようなものだとは言えなくもない、かもかもしれない。 

 


瞬きのソーニャ 3巻

2012年1月が1巻発売で、今月になって3巻の発売。

 8年間で3冊のペース。

スーパーガールもので 、絵も漫画っぽく丸っこくものだが内容設定に独特のリアリズムがあって、主人公は小柄だけども普通の人間の倍の体重があるとか、一般人間を薬物ブーストした身体状況では高速な身体運動に膝や肘がついていけない、加速に血管が充血してしまうとかとか。

自然な残酷さも避けることなく描いて、十分大人でも楽しめます。

 

面白く読み終わって、久しぶりについでに1巻も2巻も読み返してみたが、やはり面白い。

 こういう作品は年に一冊ぐらい出して欲しいものだが、私としては有名な甘い生活の執筆を控えてこちらに回して欲しいものだ、とも思っているが甘い生活はビジネス的にも大黒柱になっているので難しいだろうし、やはり瞬きのソーニャこれは作者が書きたいときに自由に書いているそんな自由さがおそらく根っ子にあるのだろうと思う。

作者が書きたいし書くのが好きだという情熱がこの作品の面白さの根幹なのだろう。 

瞬きのソーニャ 3 (ヤングジャンプコミックス)

瞬きのソーニャ 3 (ヤングジャンプコミックス)

  • 作者:弓月 光
  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: コミック
 

 

 

裏世界ピクニック5巻

今回は奇談とか不思議な話系統か、道や空間に迷って不思議なものに出会う話。

いつもがいつも命に関わるような危険なシチュエーションばかりでない方がいいだろうし、現実にある話も実際に語られている話、読み継がれている話はそういうものが多いのだからこのシリーズでもこういう不思議味がやや強いものが多くなってもいいと思う。

 

ただ趣は普通の怪談や都市伝説のスタイルとは違って、なかなか読ませてくれますよ。

 

今回ラブホ女子会の話だが、これは日本特有の表現技法、語らずして語る見せずにして見せる手法で巧妙に仕上げているのが面白い。