戦争は女の顔をしていない 1 (単行本コミックス) 小梅 けいと 外2作
戦争は女の顔をしていない 1 (単行本コミックス)
小梅 けいと, スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ.
ネット連載で読んでいたので数%だが買うのに逡巡があったけれども、けれども一読した情報は静かに私の中で沈んで発酵していたかのかのようで、初読の時に劣らない印象が残った。
画面のより隅々まで目が行き届き、言葉や世界がより深いところにまで届いた。
Comicやanimationのお決まりの展開ではなくて、ただ戦争に行ってきた事実が森々と伝わってくる。
キャラ、描く顔が今日のcomicやanimationそのままのスタイルであったとしても、それはただ伝える手段に過ぎない。
傑作です。
米澤 穂信.
もともとミステリーというものは他愛もないものであって、モルグ街からホームズからお館の連続殺人事件でもそれは変わらない。
そのスタイルをどういう場所で広げていくかであって、例え殺人が無くたっても謎と解決が読者の死角をついて投げかけられれば面白さは変わらない。
それで作者は流石に手練れで、よくある学園推理ものに見えても作者ならではの面白さは裏切りません。
ヴァンピアーズ(2) (サンデーGXコミックス)アキリ
待望の2巻目。
スカートの中がよく見えて、これがセクシャルなのかどうか解らない加減がよろしいかと。
なにげに力まない画の上手さ、話を盛り上げ過ぎない塩梅とか、百合と伝奇と学園と少々のバトルもありの、安心安定の2巻でした。