二条城で珈琲フロート
飲み旅行のついでに観光でも、ということで二条城へ。
二の丸。
維新で大政奉還のあったところ。
大広間で姿勢のいい正座姿の侍人形を見て感慨にふける。
城内は撮影禁止。
猛暑でクーラーなしの城内だが、天井が極めて高いので蒸暑くはない。
廻周して15分ほど。
ここを出て本城に向かうのだが、敷地内は広大で通路に日陰はない。
城にたどり着くまでに暑くて倒れてしまいそうになる。
事実あぶない、ふらふらしてきた。
途中で茶店の看板、カキ氷の写真付きを見て急遽退避。
通路からの離脱を敢行。
庭園の東屋を茶店にして使っている。
店舗っぽい改装はしていない。
下はGoogleがアレンジした写真。
空と緑の強さは、当日はこんな感じでした。
池のギラギラ感はやり過ぎ。
10人ほど並んでいて、待つのかなぉと思っていたが意外に早く捌けて、5分も待たなかった感じ。
座敷に上がって、畳の上に腰を下ろす。
皆は宇治抹茶カキ氷を注文しただが、それだと弱った身体にこたえそうで珈琲フロートにした。
障子は外に開け放して、庭を見える様にしているので空調は無し。
扇風機と冷風機のみ。
アイスクリームの冷たい甘み、それと珈琲の苦さが絶妙で生きかえった気分。
城を出た後、こう暑くては歩いてなんかいられないとタクシー乗車。
京都漫画ミュージアムに向かう。
*前回blog参照
その後ホテルでシャワーと昼寝。
夜は四条大橋の南、団栗橋の近くの料理屋室内で飲み会挙行。
川床もある店だけど、貴船のような北の山間でなくて鴨川のほとりの川床って暑いだけだと思う。
そのあとは店を出て北に向かう。
すぐ細い路地を入って行ったら、路沿いに3.4軒の風俗店が忽然と現れて驚く。
まあ歴史的に言えば、こういうのから今のエリア発展があったのだから、残っていてもおかしくはないのだけれど。
細い路地の先斗町。
先斗町公園の近くにあるそば屋。
河道屋銀華 木屋町店。
普通のそば屋然として、質のいい真っ当なものが出てくる。
夜半になると舞妓さん芸子さんも夜食に来られるらしい。
その団扇いろいろ。
ざるそば1.5人前を戴く。
食べ終わって一息ついたところにソバ湯が出てくる。
冷えた胃袋に暖かい蕎麦湯が心地よい。
また来たい店でした。
京都国際マンガミュージアム
友人との宴会旅行のついでに寄ってみた。
小学校の廃校を利用したマンガエリア。
レイアウトが元小学校なので、教室沿いの廊下を利用して一面をズラッとマンガの本棚にしたりしている。
エレベーターもあるが、4・5人が余裕で並んで昇り降りできそうな階段なんか残っていて、どことなく懐かしい感じがチラホラする。
外国人観光客の親子も多い。
オタっぽい親には、子供は頭髪センターをブルーに染めたリしてるのがセットになっていたりして微笑ましい。
1階入り口付近には外国に翻訳されたコミックコーナーもあり、外国勢が粛々と読書中。
各コーナーには簡単なイスが必ず設置。
イベントホールにはイス設置なし。
3階まであってそこそこの広さ。
廊下と教室の配置を考えればもっとスペースはあるだろうが、研究室や書庫になっいるのだろう。
みなさん一心不乱に本を読んでいる。
普通の図書館よりも利用者の集中度は高そう。
広い階段の端に腰を掛け、横にコミック積んで読んでいる子供もいる。
私はちょっと疲れていたのでキッズルームの隅にお邪魔して、柱にもたれ脚を床にベタっと投出して休んでいた。
時々子供がパタパタ歩き回って、私の脚をヒョイと越えて行ったりする。
ネットカフェのように閉鎖的でないし、親子連れも多くてとても開放的、それでいて意外にうるさくない。
当り前ですが、いくらでも時間を潰せそうで、行って見る価値アリアリです。
二時間余り過ごしてからホテルに向かいました。
猛暑閑日 ラーメン
知合いと、奈良のラーメン食べに行こうということになって、あそこは行ってるあそこは行っていないとかで、有名店で少し並ぶだろうけどと富雄の三つ葉に食べに行った。
奈良ローカルだから待っても4.・5人だろうと思っていたが、結果は30分待ち。
お盆休み周辺だったことを甘く見ていた。
車が店前に止まったりすると、すかさず店の人が出てきて駐車所に停める旨指導し、チケットを買う行列とチケット持って並ぶ行列をテキパキと捌いていた。
炎天下で待つ方も大変だが、なかなかこういう行列の捌きも大変で難しそう。
街路樹の木陰に入るとホッとする。
30分経って入店。
クリームの泡のようなスープにもっちり自家製麺、メンマはアッサリ、チャーシューの美味。
基本、行列待ってまでラーメンなんか食べない、という主義だけど、暑い時に暑いラーメンもなんだがなぁ付き合うけど、そんな気持ちが括目して飛ばされたような美味しさ。
クリーミーで上品なスープだけど、その底にあるガツンとした醤油味が猛暑に負けていない。
食べる喜びがありました。
この店、7年前に開店した年に一度行ったことがあったが、クリーミーで繊細な感じ、悪く言えば全体として線が細い?印象があったが、今回の味は7年前から相当に熟れてきた感じ、泡立ちの細やかさの中にも力強さがあると思いました。
御馳走様でした。
センゴク、喧嘩十段
キングダムでもそうだけど、合戦で集団と集団との流れを画くのは近年のコミックならでは。
こういう人の流れは小説では描きにくいし、実写映画でもあまりフォーカスしない。
これが面白かったので其の時あたり、ひとつは耳川合戦当りの歴史をあたってみたら登場人物の一人大友宗麟が面白い。
好色の度が過ぎ部下の美人妻を強奪する。
キリスト教に帰依して激しい廃仏神毀釈を行う。
寺社の仏像を道に投げ出して溝や穴に埋め、その上を軍に行進させる。
耳川合戦で大敗するとその反動で、神罰仏罰のせいで合戦に負けたのだと身内からも激しい批判と攻撃にさらされる。
一緒にいたバテレン宣教師も迫害される。
無茶苦茶キャラが立った人物なのだが、上記エピソードはコミックのセンゴクでは出てこない。
センゴク権兵衛が直接関わらなかったこともあるが、物語のライン上ではなかったためだろう、歴史創作はそこにあった面白いものを書けばいい訳でもないのだなと、変に感心したりした。
ケンカ十段と呼ばれた男 芦原英幸 松宮 康生。
コミックの『カラテバカ一代』は数世代の神話のようなもので、Bリーの燃えよドラゴンとともに、今もなお神話の輝きを保っている。
それとともに、そのリアルの姿も近年相当明らかにされて来ていて、大山倍達や梶原一騎の詳細なノンフィクションも出版されている。
コミックでの英雄の一人、芦原英幸の伝記。
ネタを面白おかしく膨らませた読み物、そんなものではなく、コミック上の事件とリアルを合わせて、淡々と現実の事件や経過を綴っていく。
著者が武道家で弟子にもあたる人なので、癖やアクが強いであろう武道家たちも著者の誠実な取材に応じて『読み物』ではなくて『あった事』『無かった事』が語られる。
それで取材したら現実は詰らないものでした・・・と言う訳では決してなく、全然なくて、余計な脚色や誇張がなくなった分、反ってリアルな面白さの厚みがある。
今でも喧嘩好きな人はいるのだろうが、ここまで求道的にも大好きにも見えるほどストリートファイトをやって来たというのは、本人の資質があるにせよ昭和中期という戦後の無軌道さが残っていた時代でないと考えられない。
道場破り系の話も多い、自慢話の系統では決してない。
また、素人目には極真会が没後四五分裂して残念なことだととかおもっていたが、ここまで個性的な人物たちが押忍の上位下達だけでは、例え大山倍達のカリスマがあったとしても統一は無理だったのだと納得させられたりもした。
武技の描写、怪我の描写もあきれるほど多々あります。
たいそう面白かった、誠実なノンフィクションです。
台風のあとさき
夜中でも比較的静かだっので、さほど緊張もせず台風を迎えた。
しかし夜半、風雨が強くなり、2時半くらいだったか、雨風空気の圧力が凄く厚いような、ゴーーードーーーというような、長く続くと危ないような雰囲気。
もちろん、うるさくて眠れない。
3時過ぎには台風はひとまず去って、というか台風の眼に入ったのか静かになった。
やれやれと思ったが暫くしていたら揺り戻しの雨風が出てきて、北から雨脚が南からに変わった様で、これもうるさいものだったが良くあるザーザーバシャバシャと叩きつけるような雨。
4時過ぎには一応は去った。
翌朝。
張出し屋根に釘を打って簾を掛けているが、釘ごと風で抜き飛ばされた簾が二つあった。
イスの上にのって、釘を数本打ち直す。
日曜日の夜遅く。
台風が過ぎて、猛暑残滓も飛ばして、とりあえず涼しく夜が一夜きたよう。
数時間の暴風雨と一日の曇り空で、地熱、アスファルト舗装熱、コンクリート蓄積熱、瓦屋根熱が取れたのだろう。
外気が同じ26度でも違う。
涼しい。
夜2時半、涼しい風が窓から入る。
窓から涼しい風って、一ヶ月くらいぶりじゃあないかな。
* * *
暑すぎるときはひたすら寝る、のが自然の対処。
アフリカ赤道近くの国民のように。
無理に動くと身体を壊す。
ブルーレイレコーダーの調子が最近悪く、テレビ録画を四五日やめていたら寝付きが良い。
Blu-rayレコーダーのセットアップと録画終了処理が結構ガチャガチャ煩かったことに改めて気づいた。
その音で目が覚めたことも多々ある。
気付かないうちに眠りが浅くなって、半覚醒になってしまっていたことも相当あったと推測できる。
Discを買うのは置いて、しばらく録画は止めておこうか。
睡眠第一?
あつあつでヨレヨレ、頭もカラカラ
外出は午前に済ませて夜食の弁当お数買い込み。
暑いから出来るだけ台所で調理はしない。
火はあつい。
あとは休日、雨戸閉め気味で暗くして、日を遮り宅で籠もりきり。
ちとは歩かんといかんと早朝に少し散歩。
途中で缶コーヒー。
夜に火照った身体に冷たく清廉な喉越しが心地よい。
帰宅してシャワーで一服。
今季アニメは、はねバトがピカイチか。
ほかもそこそこ面白いのあり。
昼前に食べた特選冷しラーメン、チャーシューも多いし厚い。
煮卵のらーめん感、かいわれ大根と葱のシャリシャリ清涼感。
コシがあってなお冷えてツルツルの麺は、盛夏の美味。
アツいから、エエもん食して食欲喚起もダイジね。
猛暑閑日
暑いから外出するなら早い内にと、8時すぎからカフェ。
スタバのフードが高いとか言われるけど、コメダ珈琲でコーヒー+1品注文すれば1000円近くなる。
本格的な個人経営の茶店でも珈琲400円サンドイッチ500円とかだろうし、まあ場所としてどの位気に入ることが出来るかなので、ローカルらしいゆったりしたスペースで人も疎らなら言うことは無い。
そのためには朝一や閉店数時間前とかが欠かせない。
道も空いてるだろうし。
ネットと読書とkindleでスタバには1時間ほどいて、帰りに車に入るとメガネが曇る。
猛暑対策のために車のダッシュボードに濃紺濡れタオルを敷いている。
タオルの水分が気化して車内に漂っていたよう。
タオルに触れると、お湯をかけた生乾きのようになっている。
タオル、アツアツ。
小さなペットボトル、ミネラルウオーターをちょぼちょぼと、タオルの上から注ぐような降り掛けるようなで、水分と常温冷却の補充。
ちょっと手間だけど、それだけでダッシュボードの熱さが消える。
クーラーも普通に効きやすくなる。
運転していても顔が熱射でやけたりしない。
まあ、ちいさな生活の知恵です。
最近の外食。
やよい軒で、ねばとろごはんと焼魚の定食。
『 納豆、とろろ、めかぶ、おくら のネバネバ食材と、まぐろ、卵黄を一緒に混ぜ合わせ、ごはんにかけてお召し上がりください。』とのこと。
見た目に関わらず『御飯のオカズ』が多いし、焼き魚まであるので、白飯を食べようと思えばいくらでも食べられる。
そこを敢えて1杯でヘルシーに抑えるかどうか、いつも迷うところ。
これか、冷汁ととり南蛮の定食、が多いかな。
パソコン画面挙動不審
パソコン画面が昔のテレビみたいに、光が瞬いたり線が走ったりブレブレになって、それに中々ログイン出来ない、直ぐフリーズするなんかと、色んな挙動不審が次々あって困っていた。
クリックしたら、よくブブブと音が鳴ってフリーズしたりも。
シャットダウンしても、しばらくしたらシャットダウン直前画面に戻っていた、なんてのものもあった。
あれこれやっても直らないし、4年物のDELLだけど新しいパソコン買わんとあかんのかと思案していた。
·····高速スタートを解除したらログイン出来ない等が直る、とか情報があったので一度やって見た。
シャットダウンする時、Shift押しながらシャットダウンする。
さすれば、その時限りで高速スタート解除でダウンする。
結果これで治ってしまった。
ヒドイ症状のものだけ、だけど。
念の為二回やった。
ログインする迄がスローなのとか、時にフリーズ気味とかは残ってるけど、画面の光ブレブレは無くなった。
今のところ。
9割不調が1_2割不調になったみたいな?
高速スタートオン状態はパソコン画面の前情報を残しているから、完全なシャットダウンにならない。
普通の再起動やシャットダウンではリセットされ切れない data が残る。
そのデータの残り具合が、色んな経過とか弾みとかもあって、パソコン動作に不都合を起こした。
そこで高速解除で完全リセット出来た、と勝手に推測しています。
ブブブという音とフリーズ、これはマウスを交換したら八割方クリアしました。
少なくともブブブ音は、ごく少なくなりました。
やれやれです。
コミック3 ラノベ1
くそ暑いですねぇ。
今日も明日も34度とか、やめてほしい。
ここに来て物語が横軸から縦軸への変わった。
これは新鮮。
というかこういう、ある種本格的な時間展開はあまりコミックではなかったのではないか。
それも自然に。
舞妓さんちのまかないさん(5) (小山愛子) Kindle版
お姉さんがサブキャラなれども、ちょっとゾロリとした存在感を出して面白い。
ただの日常食欲コミックに見えて、ポツポツと世界に深みを出しているコミック。
舞妓さんちのまかないさん 5 (少年サンデーコミックススペシャル)
- 作者: 小山愛子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/04/12
- メディア: コミック
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物語がググイと動いた。
北海道骨太歴史アイヌ風俗バイオレンスで圧倒してきたコミックだが、その暴風圏がさらに拡がったみたいな?
ゴールデンカムイ 14 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/06/19
- メディア: Kindle版
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前作・狼と香辛料は二人のハッピーエンドを目途に据えたため、スケールが大きく成り切れなかったが、本作・狼と羊皮紙シリーズは話がグッと大きく拡がり得る?
そんな予感を感じました。
ジャンル区分に関わり無く、明らかに面白い。
設定を使いこなしてます。
チートラノベ二題
チートといっても、そもそも普通のファンタジー指輪物語とかハリポタとかでも、魔法で空飛ぶとか透明化とか火をつけるとか有り有りな訳で、その時点でもう既にチートに振り切っているので、今のなろうとかラノベが本質的にチートとか、それ程声高に言い続けるまでもない、だろう。
そのままで変な言い方になるが、作者が異世界に行って女奴隷を買いたいという気持ち、頑張って購入して『交歓』したい気持ちが真摯に伝わる誠実さが伝わって、その読後にカンシン。
奴隷を買うお金を得るため、冒険でもなく決闘でもなく戦闘でもなく人助けでもなく、寝込みを襲撃----寝ている男女数人を殺戮するという露骨な切実さ?
コミックも、作品の良い所を抽出して更に膨らませたかのようなイイ出来。
ただ、ノベルも巻が多い目になってくると、最初の世界観が完成されてしまい作者も満足してしまったのか、面白さの幅が収斂して遁減していくようなカンジ、はある。
老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます、FUNA。
『 え、武器は用意しても、人を殺せるのかって?
殺せるよ、普通に。何か殺しちゃいけない理由でもあるの?
普通の人は殺さないよ、勿論。当たり前でしょ。
でも、自分を殺そうとして向かってくる奴を殺しちゃいけない理由はないでしょ。
何、相手の命を尊重して、黙って殺されろって? いやいやいやいや! 』
人は殺してもいいんだよ、という、そんな文章がサラリとあって蠱惑的。
同じ作者の、『私、能力は平均値でって言ったよね』でも、
『 メーヴィスの問いに、レーナはみんなを見回して尋ねた。
「ねぇ、みんな、人を殺したことはある?」
「「「え…………」」」 』
とライトでもなろうでも、このモチーフは作者にあるようだ。
コミック版では、シーカンシ―西洋貴族作法を、あまり見かけない前方から描くという工夫もあり。
ライトノベルから自主投稿なろう小説ヘの流れは、小説の商業主義からの解放をもたらした。
開放されたからと言って、小説が必ず良くなる面白く為る訳では決して無いけれども、
内容について出版社や編集者の意向をスルーした、作者の書きたい面白さがダイレクトに伝わる術が格段に増えた事は事実だろう。
要はどういうストーリーか、どういう文章かであって、こういうストーリーが唯一良い、こういう文章が唯一正しいという訳でもないだろう。
私の青少年期と比べてみると、読み物はおそろしいまでに幅広く多様になったものだと、そうおもいます。
老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます(1) (シリウスコミックス)
- 作者: FUNA,モトエ恵介,東西
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/12/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
小説家になろう、FUNAさんのマイページ。
https://mypage.syosetu.com/79012/
『平均値』は米国版も出したそうで。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/79012/blogkey/2056334/
https://www.amazon.com/dp/162692869X/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_wOHjBbZ4R7QN6
吸玉って御存知だろうか?
マッサージ指圧鍼灸系の、身体治療の一種。
口の壺んだ透明ガラスコップに揮発性アルコールをちょっと入れて火を点ける。
火が直ぐ消えそうになった処で、コップを逆さにして被治療者の裸の背にガラス口をかぶせる。
コップ中の熱くなった空気は直ぐに冷えて体積が縮小。
結果として背中の肉がコップ内に吸い上げられて固定される。
これを背中のツボや筋肉沿いに10か所近く施術。
肩が凝っていれば肩側にもやる。
これで10分ほど放置。
コップを取って施術後は、血の巡りが良くなって疲労回復。
ただ施術後のコップ跡が、赤黒い丸となって背中にクッキリ残る。
たまに相撲取の背中に赤い丸々が残っているでしょ。
あれです。
スーパー銭湯なんかでも、オヤジの背中にタマに見かけます。
先日地域の環境清掃に参加した。
溝掃除、木の剪定、雑草の毟り取り、などを一時間余りした。
そうしたら、翌日になって背中が張って肩がコリコリ。
数日後に通っている整骨院に行ったら、この手の疲労に効くとのことで吹玉を勧められた。
でも跡が残るでしょ、と聞くと1週間ほどで消える、との事。
身体への痕跡でちょっと迷ったが、この年でもうどうでもないだろうし、やったことが無い経験もイイかと思って吹玉をお願いした。
最初に記述したのは古典的な手法。
詳しく見ていなかったが今の整骨院でやるのは管の付いた口をつけるバキューム方式、だろう。
掃除機の吹口を10か所余り背中に付けるみたいな?
最初、肩近くを一二か所吸い上げ。
背中の肉が吸いあがるのが実感。
少し身体を動かすと肌が引き攣った様で痛い。
ちょっと痛いのでガマンできるかなぉ、と思っていたが、背中全体に吹口が行渡ると、背中を動かせられなくなって、反って痛みは無くなる。
十分ガマンできる程度。
ちょっとイタイイタイで10分。
施術後は気持ちよい。
帰宅して夕刻、風呂に入るときに背中を見たが、クッキリと赤黒丸の行列が背に在り、わかっていてもウエェとビックリ。
最初は跡も鮮やかで、変なプレイの痕跡みたい。
場所によって濃い薄いがあるのも面白い。
もう色々どうでもいいかと思える年齢だからやってみたけど、女性や少年青年の自己愛が強い時期の男にはキツイかもしれない。
まあ、言われていたとおりに1週間で跡はほぼ消えた。
張りや凝りの解消の効果は確かに在りました。
またやってみるかもしれません。
ψの悲劇 The Tragedy of ψ、森 博嗣
『 遺書ともとれる手紙を残し、八田洋久博士が失踪した。大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。失踪から一年、博士と縁のある者たちが八田家へ集い、島田文子と名乗る女性が、書斎にあったコンピュータから「ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発見する。
そしてその夜、死が屋敷を訪れた。失われた輪を繋ぐ、Gシリーズ後期三部作、第二幕 』
森博嗣の他シリーズへの橋渡しになるような巻。
島田嬢もかかる役割を果たすか。
興味深く最後まで楽しめたのだが、前作 χの悲劇 のことが気になったという変なかんじもあった。
前作はちょっとインパクトのある事で世評も高かった?が、
ただ、前作 χの悲劇 の図らずとしてか、島田嬢の孤独な生きざまの卓越さ・奔放さ・残酷さを描いた前作の人間の描きっぷりに、これに私は特に惹かれていた。
人間の軌跡を描く、などとは著者の特に期する所ではないだろうが、
本作を読んで前作について改めて思った次第。
ペペロンチーノ、パソコンkindle
ペペロンチーノに塩麴??
ペペに塩麴を入れると一味違う、らしいとレシピにあったので作ってみたが、一味違う。
別物めいた感じで、マイルドな和風味であるような。
翌日はノーマルでシンプルなペペロンチーノをつくってみた。
オリーブオイルと大蒜の、匂い立つような香りとオイリーさ、やはりこれこそがペペロンチーノであってオイルパスタでも和風ヌードルでもないもの。
そんなのが悪い訳では無いけど、私にはやはりシンプルイズベスト。
ペペロンチーノは、大蒜オリーブオイル唐辛子だけで熱熱のがいい。
パセリのみじん切りの代わりに、ミツバの微塵切りを彩りにした。
にんにくは剥き大蒜が便利。
直ぐに使わないのは冷凍保存している。
パソコン用のkindleは大画面ならコミックにさぞかし善かろう、そう思ってインストールだけはして置いたのだが、ずっと放置ソフト。
今回シドニアの騎士を此れで見てみると、ああやはり好い。
23インチスクリーンだと週刊誌よりやや大きい。
多分リアルの原画用紙サイズに近いだろうし、2頁使った横長の画も継ぎ目なく見れる。
絵力のあるコミックほど、これは価値あるソフトアプリだと、今更ながら思った訳です。
でもやはりあれ、パソコン画面の大きさは正義ですね。
新装版 シドニアの騎士(1) (KCデラックス アフタヌーン)
- 作者: 弐瓶勉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/10/23
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シドニアの騎士 第九惑星戦役 一 (初回生産限定版) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2015/04/29
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明治天皇 (新潮文庫 全4冊) ドナルド キーン (著) 角地幸男 (訳)
4冊に渡る大冊なので、気になるところを参照程度、明治維新のパート辞書ていどになればいいかと思って4冊購入。
ずっと積読のままで放置していたのだが、ちょいと読み始めたら中々読み易い。
単純なことだが、字が大きい。
最近の新潮文庫は厚くなって利潤を取ろうとしているのかと思いきや、字の大きさで膨らんでいたのか。
フォントがデカくて読み易いしサクサク進む。
その代わりに小文字の注釈が多々あるのだが読まなくとも差支えは無い。
でも、資料好きの嗜好があれば小文字をチマチマ読むのも楽しい。
それに加えて1章1章がコンパクトにまとまっていてボリュウムも同程度に収まっている。これは読むペースと予定が掴み易くなるので、長編ものになると有難い。
文章も論理的で切れがいい。
明治維新は歴史的に大きすぎる枠組みなので、実際その全体像は掴みにくい。
維新の英雄達も短い光芒を残して消えていく。
でも明治天皇はそのただ中、その長い期間を空虚なるセンターに居続けた。
君臨し続けることが出来た。
変な言い方だが日本史受験の勉強している人にも随分参考になる本ではなかろうか。
これほど詳しいことから出題されることは少ないだろうが、少なくても在ることは在るだろう。
歴史小説なんかでも、宮中のことや徳川幕府システムそのもの( 最後の将軍や会津藩近辺の第2幕府でない旧態依然の本体 )は、これらは意外に盲点になっていて書かれることが少ない。
実際に広範な資料も少ない。
そういう意味での、維新歴史の全体像へのアプローチには、現在手に取りやすいものでは欠かせない一冊ではなかろうか。