ペンギンハイウエイ面白かった。
8月末にも見に行ったのだが、なんばTOHOシネマでは上映回数を一日2回に絞り込んで、マイナー気味のアニメなのに上映40分前でも満席で観れなかった。
京都や神戸では普通に一日六七回上映していたけど。
原作有りで、しっかりとした世界観を持っているアニメは強い。
よく似た映画の焼き直しでなく、気取ったつもりで安っぽい政治メタファーや道徳トレンドへの諂いを観せられることもない。
ちょっとドラエモンっぽい?と言えなくもないノーマルな設定で始まって、もちろんペンギン·ファンタジーの流れる様なOPは期待させてくれます。
川の探検、森の探索から暗い奥への入り口に辿り着くが、暗い緑と闇が美しい。
缶コーラの投擲なんての奇想天外さは森見ノベルならでは?
森のなかの球を外で囲む小川の結界、少女だけが知っている場所。
少年達の誰も知らない場所が、秘密で大切なものであるという美しい時間。
『 この秘密をバラしたら一生許さない 』と、言葉を数度少女は口にしますが、これは見せ所で、私のとても好きな場面です。
ジブリでも新海でもディズニーでもない、でもストレートにオリジナルに楽しめる日本アニメ。
ほぼ2時間、ずっと楽しかったです。
- 作者: 森見登美彦,くまおり純
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/11/22
- メディア: 文庫
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