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『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』 観ました。

平日午前9時10分の上映という、あまり行かない時間帯に空いた時間ができたので行ってみた。

なんばパークスシネマ。

観客は12人くらい。

館内ど真ん中やや前、のベスト座席で見れたので、人が少ないのも良いもの。

時間取れれば、そんな時間帯も狙い目か。

 

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エピソードを絞り演奏場面を充実させた。

テレビの総集編プラスαだけど特にTV版画面の粗さは感じられない。

最近は元々画質が良いのか、何らかの画像処理のせいか分からない。

 

さんらいずフェスの行進パートは倍以上の長さだったのでは。

小ダイコの行進リズムが小気味よくて印象的。

 

声優の声入れは全部やり直したとのこと。

テレビとどちらが良いかという訳ではなくて、劇場版で見るのにより相応しい声演、ということ。皆よかったです。

久美子のローテンションもエッジが効いていた気がします。

時間の制約もキツイのに、新キャラをちょっとだけ登場させてデカリボン嬢と絡ませるなど、映画見に来た人達のサービスは京アニ分かってらっしゃる。

 

トリのコンクール本番も力が入っている。時間も長くなってる。

音楽パート全般に劇場で聞き惚れるに足る充実の音響仕上がり。

祭夜の山上の双演、独奏パート終了後のデカリボン号泣、クミコ橋の上疾走、クライマックスコンクールと、見せるところは全部魅せてくれます。

 

このドラマを真に堪能するには、やはりTV版のエピソード全部込みで、各キャラの成り立ちや吹奏楽部の経過がわからないと物語の深みと陰影が判り難いだろう。

それでも見るに値すると思うので、シリーズ観た人なら尚更のこと劇場版へ観に行かれたし。

EDの、ブラバン+テレビ主題歌独唱も良かったです。

 

 

TVアニメ『響け!ユーフォニアム』オリジナルサウンドトラック おもいでミュージック

TVアニメ『響け!ユーフォニアム』オリジナルサウンドトラック おもいでミュージック

 

 

コミック、紙パック日本酒

大賞を取って周知のことだけど、コミック・ゴールデンカムイ、は面白い。

砂金を集めたアイヌの金塊の隠し場所を巡って、

 

日露戦争帰りの軍人、

アイヌの美少女、

脱獄王、

クーデターを企む軍人達、

新選組の生き残り、

奇怪な元監獄仲間達、

 

そんな輩が入り乱れて宝の地図の断片を探し、奪い合うのだが、北海道の自然やアイヌ風習風俗の的確な描写、安易な反権力や可哀想でしょバターンなんか無くて、各キャラキャラが強烈な魅力を持つ。

小銃、刀、馬、熊、鷲、狼などなど、物語内で猛威を振るうものたちの描写も確かなもの。

 

アイヌ少女のグルメはぶっ飛んだもので、小動物の脳みそとか、敢えて読者を怯ませて作者は楽しんでるよう。

少女がウサギやトドと楽し気に戯れる回表紙の後で、少女がウサギ全身の皮を剥きトドを撲殺する絵を合わせたりして笑わせる。

 

最近の回では西部劇パロをやっているのだが、これが見事に此のコミックにマッチして唸らせて笑ってしまう程面白い。

勝新太郎のモデルキャラなんか拍手ものです。

読み終わった後、すぐまた最初から読み返したくなり、ほぼ2回熟読して楽しめました。

読まないと損だよとか言いたくなる作品です。

  

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックス)

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックス)

 

 

 

 日本酒の一升瓶は良いのだけれども、後始末が面倒になりやすいので紙パック日本酒を探していたのが良いものがあった。

月桂冠山田錦パック。

セブンイレブンで900mlを売っている。

 

北陸系透明な淡麗では無いが、くどさのない確りとした、やや辛口。

パックのものは甘すぎるが多くて、一度カロリーオフでスッキリとか言うパック酒を買ったことがあるが、なにか腰が抜けたような味で日本酒のカスのようだった。

それは、しかたなく料理酒にした。

 

この月桂冠山田錦パックは普通に家で飲める良い酒だとおもいます。

日本酒を瓶で買って普通のみでは剣菱ノーマルが多かったが少し前から甘く感じるようになった。

土佐鶴の淡麗辛口は良いと思う。

そのような程度の嗜好、での話です。

  

月桂冠 山田錦純米パック 1.8L
 

 

 

車内、カワイイおんなのこ

中途半端な時間に大阪に出ることになった。

午後の半ば、快速電車に乗って大阪へ向かう。

私はドア近くの端の座席に座っていた。

 

途中の駅で女の子が一人で入ってきて、向かい側ドアを背にもたれた。

雑誌グラビアに載っているよな、玩具のような服を着た小学生。

 

そんな服を説明する語彙と知識を持たないので、上手く言えないけど可愛い女の子。

太い横ポーターのロングソックス、短いホットパンツ、ふわりとした髪型、全体に鮮やか過ぎる色彩だけど、凹凸も無い子供だからイノセントに可愛く収まっている。

 

向かい側ドアを背に、立ったままスマートフォンをずっと弄ってる。

また駅で止まったとき、乗客がぞろぞろ降りて行ったが乗込む人は少なかった。

私の隣の席が空いた、とおもったら女の子が歩いてきて隣に腰を降ろした。

少しおどろいた。

 

私も今まで通りタブレットを触っていた。

しばらくして、隣の小学生が香水を使っていることに気付いた。

芸能事務所にでも所属してるのか、とか考えた。

 

大人の使う香水ではない。

安っぽい香水という言葉が浮かんだが、間違いでは無いものの、正確な表現とは言えない、ちょっと違う。

 

難波に着いた。

私も彼女も降りた。

しばらく同方向に歩いていたが、そのうち歩く方向は分れた。

そのあと、一人で歩いているうちにふと気づいた。

あれは、お菓子の香りだ。

 

Stan_Getz_Tape_5_1957_Side_B.mp3  とか

今は音楽を聴く、と言ってもクラウドから流すのがメインに成ってるらしいので、freeのダウンロードfileなんて面倒かもしれない。

そうは言っても、まだまだ新しいツールやシステムな慣れない私などは、ちょっとそんなものに飛びついてみたりする。

 

Internet Archive が、個人コレクターが遺した1000時間以上ものクラシック・ジャズコレクションを無償公開 』

『 1991年に亡くなったレコードコレクター デヴィッド・W・ニーヴン氏の遺品。

2010~2011年にかけて音楽ディレクターのケヴィン・J・パワーズ氏がリマスタリングし、デジタル化した 』

ブラウザー上での再生に加えてダウンロードも可能 』

 

dlしたものをusbメモリに入れ、自動車オーディオに差し込んで聞いている。

ただ、通常の音楽ファイルと違って1曲3分とかの集まりではなくて、ライブ音源レコードからのデジタル化mp3なので、一つのファイルが時間40~50分程度で、1fileの大きさが60数mb ある。

 

このためだろうか、オーディオを点け usbメモリにアクセスさせようとしても、

ERROR表示が良く出る。

2.3回繰り返すとアクセスするのだが、常に1番最初のファイルからしか演奏されない。

途中で切って電源を入れ直しても、続きから始まることなく、最初からに戻ってしまう。

安物オーディオの限界もあろうし仕方がないので、適当にファイルを飛ばして選曲したりして、とそんな事を毎回やっている。

 

まあ今回落した分、延べ時間にして24時間以上はあるので、聴き尽すという感じではなく、聴き流すのだから良しとしている。

 

Stan_Getz を選んで集めて聴いているけど、サックスの響きは、耳の奥にそっと圧がかかるような優しい愉悦があって、愉しいものです。

 

ふだんあまり音楽聞かないので、意外な拾い物でした。

  

http://japanese.engadget.com/2016/03/14/1000-dl/

https://archive.org/details/davidwnivenjazz&tab=collection

https://archive.org/web/

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Internet Archive っていったら、昔のホームページを時系列変遷的に記録し続けるサイトかいなと、昔の知識のままでしたが、今は色々広範な事をやってるようですね。

此処で検索すれば、他にも合法freeの音源がありそうです。

 

 

読後、真実の10メートル手前  米澤穂信 著

 さようなら妖精、のサブキャラをメインに据えた短編集だが、独自の充実度と完成度は高い。

そこらにある下手な長編小説よりよほど読み応えがあった。

 

短編集の内容、といえば

 

マスコミ露出の多いITベンチャー会社の秘書、

列車の人身事故現場で携帯写真を撮り続ける女、

少年少女の心中事件、

老人の孤独死

夏の日に目撃された幼女殺し、

局地災害での孤立した老夫婦の救出。

 

そんな現在や、少し前にあった、ありそうな出来事に向かって、様々な形でアプローチしていく。

事件の形が見えてくる魅力、主人公の立ち位置から微妙に浮かび上がってくるキャラの魅力。

 

一見ありふれた事件だから、誰にでも書けそうなものに見えて、なかなかこんな風には書けるものではない。

 

表題作、真実の10メートル手前は、元々長編「王とサーカス」の前日譚というか一挿話としてあったものらしい。

ストーリーとしての完成度、長編とのバランスから、結果別個のそれぞれの作品として完成されたらしい。

もっともなるかな、でしょう。

 

中には、さようなら妖精、の事件に間接的に触れた作品もある。

 

この短編集は、古典的な探偵ミステリでもあり、社会派ミステリでもある。

だが、そんな従来のスタイルの囚われない、著者らしい作品集であって、もともと古典部シリーズの一作として書かれた「さようなら妖精」から生まれた大刀洗キャラの魅力は、今や紛れもなく著者を代表的するキャラになった。

 

真実の10メートル手前

真実の10メートル手前

 
王とサーカス

王とサーカス

 
さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

 
満願

満願

 

 

1518! イチゴーイチハチ! 2  (相田 裕) 、2巻出ていたんだ

GUNSLINGER GIRLの相田 裕 が世界を一転して高校生の日常を描く。

ガンスリとの作画の違いに揶揄の声もあるが、画くべき世界に沿った充実した作画だとおもう。

 

ささいな感情のとらえ方、表現の仕方はナチュラルで、人によっては淡々とし過ぎて何も気づかないかもしれないほど。

でもガンスリと同じ繊細な底流がある。

 

主人公のリタイアした元高校球児は、ガンスリで物語上もう描くことができない、義体達が日常に戻っていく、ゆっくりとした感情の解れを描いているかのようにも見える。

  

1518! イチゴーイチハチ! 2 (ビッグコミックス)

1518! イチゴーイチハチ! 2 (ビッグコミックス)

 

 

 前から全巻通しで読み直したいと思っていたが、作者の新作1518!も読んだことだし、ガンスリ書籍は全巻持っているのだが、契機づけに1・2巻をkindleで購入。

 

Series終盤の作画とは今昔の感がするが、1・2巻の淡々とした中に埋もれた鮮烈さこそがガンスリだったのだ。 

  

GUNSLINGER GIRL 2 (電撃コミックス)

GUNSLINGER GIRL 2 (電撃コミックス)

 

 

 

 また別に、さいきんみたもので

 

アニメ 屍者の帝国>

この広範過ぎる物語にかかわらず、アニメとしては成功している事に感嘆。

もちろん数多くの注文は余多できるにせよ、良い一つの点を言えば、文学的というか文学歴史の衒学要素を見事に映像化。

ホームズ時代の歴史背景を妖しく、リアルな絵にして見せたのが、そう。

あとは広範過ぎて、ちょっとコメントしずらい。

 

屍者の帝国 [Blu-ray]
 

 

精霊の守り人 第1回 「女用心棒バルサ」 良い出来、と?

自然環境やヨゴ国市街のCG演出は見事なもの。

CGでありながら自然の静けさ、市街の人と店が溢れる雑踏、守り人の世界を一気に具現化して、原作読者も頷かせるものではなかろうか。

 

綾瀬はるかのactionも良く出来ていた。

本人の体術というより、躍動感のある型を演じ、カメラアングルと演出とコマ繋ぎで十分見れるものに仕上がっている。

 

最後の武闘シーンもそう。

4.5人を相手にした単槍使いバルサ、その強さを納得させる演技。

大陸の武闘に有りがちな、武技の攻防を派手にする余りに、回り過ぎ踊り過ぎに陥る手前で留めている。

もちろんフィルム早送りやCGやカット編集の緻密な周到さがあったうえだろうが、文句ない出来。

 

綾瀬はるかは冒頭あたり、どす黒い顔色で新島八重もこのくらいの方がリアルだったろうにとも思ったりし、中盤以降は普通っぽい顔色に戻しているけど、彼女は芸達者でも演技派でもないけど、余計な自我がなくイノセントに役に入り込める才能は、多くの人に見ていて好感を与える。

 

しかし、宮廷描写は酷い。

宮廷周辺の美術は、狭そうで安っぽい。

これを見ると、アニメでの宮廷関係美術、大陸に発展した日本文化、と言う風な架空の広大で清浄とした美術がいかに秀逸だったたが良く判る。

 

このドラマでの帝など、なんだろうかあれは、邪教の教祖みたい。

原作やアニメでも描くところの、孤高にして深沈とした風格、止む無くチャグムを切り捨てざる負えなかった帝の状況を、全く無視した脚本。

テレビドラマだからといって、何でもキャラにメリハリを付ければいいものではない。

妃と星読みとに男女関係を持ってきたのも無駄な改悪。

高貴な母親が子供を逃がすのに、余計な段階は要らない。

 

脚本家の大森寿美男は、こういった方面に悪意があるのかも思えるほど。

物語世界観の理解力に乏しく、脚本家自らの浅墓なモノの観方が露呈しているかのよう。

 

とはいうものの、全体としては面白かった。

宮廷描写を半分カットするだけでも、極上の作品になっていたのではなかろうか。

次回もバルサの活躍を楽しみにしてます。

 #moribito

 

精霊の守り人 (新潮文庫)

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精霊の守り人 Blu-ray BOX [初回限定版]

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灰と幻想のグリムガル、アニメ脚本について

アニメの脚本で、よくありそうな悪い例といったら、例えば、ラノベ読んでアニメの絵になりそうなところのページをハサミで切り取る。

最後まで一応よんで、切取った部分の会話をまとめて脚本とか絵コンテとか書いて、少々の辻褄合わせして出来上がり。

 

まさかそんな酷くはないだろうが、そうじゃないかと思わせるほどゴツゴツしたダイジェストで違和感のあるアニメが見られる。

 

十文字青、灰と幻想のグリムガル、原作1と2 巻をたまたま読んでみてのアニメとの比較だけど、

まるで作家自身が同じ内容ながらも、細かく違う展開させながら同じ流れとかセリフを言わせているみたいである。

切り貼りではなく、概要おなじままで話を替えて、既に在るセリフを再構成してる。

 

そんなかんじ、つまり原作そのままのセリフを使いながら場所状況を巧みに再構成し、原作より短いながらも、もしアニメ場面をそのまま追加無しに小説化しても違和感ないであろう出来に仕上げているのは、熟練編集者か著者自身の尽力みたいで、ちと驚いた。

 

また、

 

08話の後半、二人の帰り道は原作に全くなかったので驚いた。

このアニメ創出に関しては、アニメ世界だけではなく、広く映画も含めた映像作品artを鑑み乍ら制作したのではなかろうか。

二人の帰り道、このような膨らませ方は極めて映画的な感じがする。

 

 

 

 

ガルパンおじさん個別発症事例

ガルパン劇場場観た後、2回目見て唸ってしまい、いろいろあって梅田ブルク7 は馴染みの映画館になった。

 

先日、古本屋の店頭棚卸に積み上げられてた2冊がこれ。

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 思わず買ってしまいました。

昔々に知ったシリーズだけど、ガルパン見なければ、例え一冊100円でも買うことは無かっただろう。

 

このシリーズ、第二次世界大戦ブックスは私の少年時代に近くの本屋でシリーズがズラリと並んで、赤い背表紙に白抜きが棚数列を埋めていたのは壮観だった。

いつか全部読んでみたいなとか思っていたし、その頃は数冊買っただろうか、覚えているのはV1ロケットV2ロケットの巻で、これは面白かった。

 

その後本の整理の際に売ってしまったが、手元に置いておく本の判断基準がまだ若くて判らなったので売ってしまったのは残念。

今なら、自分が興味ある分野で、再版される見込みがない本を手放したりしないだろう。

まあ今はその分、Amazon マーケットプレイスという便利なシステムがあるけど。

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で、この本は大戦の欧州戦線が進行レベルで判って面白い。

 

英戦車マチルダが、ドイツ軍フランス進行の際に奮闘してロンメル将軍部隊を食い止めたなんてエピソードも面白い。

流石はダージリン、紅茶は伊達ではないとか思ったりしたが、独軍全体はフランスに電撃進行してしまったので、北フランスの英マチルダ戦車は孤立し、撤退やむなく一部車両は燃料補給が無くなり燃やし捨てられたとの事だった。

 

こういう本を読んでいると、昔の粗い粒子の写真数々が堪らないし、ミリタリオタでは別にないのだけれども、昔の気分が思い出されてくる感じで、ワクワクしたりします。

 

ガールズ&パンツァー 劇場版  11月28日

http://oidon00.hatenablog.com/entry/2015/11/28/200027

ガルパン 二回目          12月12日

http://oidon00.hatenablog.com/entry/2015/12/12/203344

ガルパン4DX             2月27日

http://oidon00.hatenablog.com/entry/2016/02/27/181741

 

ドイツ機甲師団―電撃戦の立役者 (1971年) (第二次世界大戦ブックス〈15〉)

ドイツ機甲師団―電撃戦の立役者 (1971年) (第二次世界大戦ブックス〈15〉)

 

 

米英機甲部隊―全戦車,発進せよ! (1973年) (第二次世界大戦ブックス〈50〉)

米英機甲部隊―全戦車,発進せよ! (1973年) (第二次世界大戦ブックス〈50〉)

 

  

V1号V2号―恐怖の秘密兵器 (1971年) (第二次世界大戦ブックス〈13〉)

V1号V2号―恐怖の秘密兵器 (1971年) (第二次世界大戦ブックス〈13〉)

 

 

 

 

 

 

ガルパン4DX

冒頭エキビジジョン戦で、継続高校が参加せずに偵察高所トラックの搭上から観戦してる場面、ここで館内に風が吹くのだけど、映画館で風に吹かれるのは心地よいものです。

 

香りはどうなんだろう。

戦車大集合なので、本来なら軽油とかガソリンとかオイル匂いなのだろうが、使ってる匂いは柑橘系のような良い匂いしか使わないので、ちと? です。

油脂系の強い匂いは、映画館に残したくないのでせう。

米国巨大輸送機が登場の際、少し燃料系の香りが漂った気がする。

 

振動は良くできてます。

映画の理解が、また新たになります。

上下前後、斜め気味とか背中部分振動とか、手を変え品を変えて揺らしますので、後半には座りがズレ落ち気味になる。

普通の椅子の座り込む、というスタイルではなく椅子に引っ掛けている感じがあるので、膝が浮くようで、そのため見終わったあと膝が締まらないような疼痛が暫らくあったりで、年寄りには注意でしょう。

 

水の霧攻撃は来るときには来ます。

笑ってしまうが、ソ連撤退戦では、ああ雨が降っていたんだと、改めて感心した。

結構来るけど、ゴアテックスで防ぐほどではありません。

 

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ユナイテッドシネマ橿原という辺鄙な所にまで観に行ったのだが、大阪でも4DX は郊外でしかやっていないので、まあ仕方がない。

 

平日の午後一番に時間をとって行ったけど、入りは8割方の入で、相変わらず大した人気です。

当然、土日は予約で埋まってました。

席は中央列ではなかったので、ちよっと不安だったが、4DX という性質上椅子の数は画面比較では絞っているので、余程の端でもない限り大丈夫でしょう。

 

大学選抜との対抗戦で、大洗戦車一同全部が並んで草原を進む場面があるけど、ここで椅子が戦車群を俯瞰する視線に沿うようにゆったり動くところなんか、洒落ていました。

 

映画とは別アトラクションとしても十分に楽しめました。

いまだに見てもよく分からない部分もあります。

 

 ガールズ&パンツァー 劇場版 [Blu-ray]の発売は2016年5月27日。 

 

 

身辺雑記、メモしてたものから。少女、サイゼ、ツインテ

電車、静かな少女。

 

電車の中、座って参考書みて試験勉強をしている女子高生。

小柄で細身、縁のない眼鏡、参考書には付箋やらマーカー跡多数。

集中して本を読んで身動きもしない。

彼女にだけ静謐な空気。

突然。

首を顎から前下方に突き出す。

左に首を捻って、バキバキバキ音。

右に捻って同じく、音を立てる、バキバキ。

静謐少女から鶏ガラに変わった。

 

 

サイゼリアで性欲。

 

高1あたりの男女。

子供っぽいというより、知性があまり脳に入り込んでないイノセントな感じの二人。

二人共、障害がある訳ではなさそう。

女は勉強かなにか書き物してる。

男はその女の胴にしがみついている。

男は女の書き物の邪魔はしない。

そのダイナミックな男の態勢ら関わらず、抱きつきという行為が抱き締めの力行使に至らず、からだの接触に留まっているらしい。

それでも男は腕を廻して女の胴を抱え、時々頬を合わせたりする。

サイゼリアで。

見苦しいが、二人の世界。

抱きつかれて書き物してる女はともかく、男はもう将来駄目だろうな、とおもった。

 

ツインテ、でも。

 

朝、電車で座っていた。

ふと前を見上げると、きれいなツインテール

左耳の上から括った髪の流れが綺麗なS字形を描いている。

右方にも目を寄せると同様。

いい感じだけどテールとテールの中央。

薄いがそれなりの厚みのある化粧。

微妙な顔の膨らみ具合。

目元の皺の寄りぐあい。

中年に達しようかという年頃。

・・・中年女ツインテは気持ち悪い

 

 

 

ネクサス7がGoogleロゴ画面から起動しなくなったが、

待っていてもウンともスンとも変化が無い。

3回再起動する?とか、電源+音量小 を同時に押して緊急画面を出してリカバリーとか、いろいろとやって、その上で繰り返し同じ事やってみたが、起動しない。

https://support.google.com/nexus/answer/4596836

 

さて困った。

日々使っている物なので、動かないとこまる。

 

メーカーかグーグルのコールセンターに電話しようか、此の手の電話って中々繋がらないし、繋がっても中国人のお姉さんに冷たくあしらわれるのだろうな、とか思ったり、

でも保証期間外だから、修繕費と手間暇かかる日数とか考えれば、思い切って新しいタブレット買うか?とか色々悩んでいたら、ネットで面白いアドバイスを見つけた。

 

Googleロゴ画面で止まっているまま、電源からは接続しておいたまま、どうするか?

そのまま放置しておくのである。

読むところによると、文鎮化したネクサス7を放置して、風呂に入って暫くして、風呂から出てきてから触ってみると直っていた、というもの。

素晴らしい。

 

もう一つのアプローチも書いてあった。

 

Nexus 7を両手で挟んで温めるのである。

じっくり温めたら直ったと書いてあった。

素晴らしい!!

私も直りましたと、コメントが数件寄せられていた。

 

結構万策尽きていたので、同上のようにやってみた。

手で2分ほど挟んだが、その時は直らない。

Googleロゴ画面で止まったまま電源つないで放置。

 

1時間余り経過。

直っていた。

通常の待受け画面でアプリのアップも数件終っていた。

スバ、すばば、すばらしい❢❢❢

 

これはどう考えたらいいのだろうか。

温めてじっと見守っていく、という愛の力なのだろうか?

それともあれか、止まっているように見えて、Nexus 7内部の過重なトラブルを cpuやメモリが処理しきれないから止まっていただけで、実は止まっているように見えて細々と膨大なworkを処理していたのか。

その処理を待たずにあれこれ弄っていたので直るものも直らず、長い時間待っていれば全部処理して復旧した、ということだろうか。

 

その有り難いblog

http://blog.goo.ne.jp/aokensan/e/c1cdf8cba9862e28ecd881fb65729db2

 

ともあれ私のように、これで直る例もたまには有るみたいです。

タブレットユーザーの参考になれば幸いです。

 

  

 

テキスト公開動向、雑感

青空文庫の活動については尊敬すべきものだと思っている。

 

今年になって谷崎乱歩というビッグメームが没後50年で著作freeになったので、興味深く動向を見守っていたのだが、意外にも乱歩谷崎テキストのアップは遅い。

現在、それぞれ1.2作ほどのみ。

 

吉川英治の時はもっと速かったように思う。

膨大な長編が次々とアップされていた。

こういうのは運営者側の好みの問題だろうか。

もっとも、どしどしアップされても読むのとは又別なのだが。

青空文庫は左翼的傾向の著作アップがやや多いが、左翼的に乱歩谷崎は許せないのだろうか?

 

数作読み返して、乱歩の面白さ。

少年当時読んで判らなかった皮肉なところとか、時代的空気の魅力が今読むとわかる。

また、この人は本当に頭オカシイとも(褒め言葉)、良く判る。

ごく一部で乱歩のグロ的な作品群の再評価の機運もあるが、闇蠢くとか盲獣とか、できれば読み返してみたい。

 

動向につられてupテキスト以外でも谷崎読んでみたが、推理小説の先駆けと言われた『途上』など、これはやや期待外れ。

偶然性・可能性の殺人というテーマだが、此の手のものは乱歩作品にもあって、その方が上手かった。

乱歩は海中飛込みミスや列車事故誘導とかがあるが、昔と違って今日的な情報証拠収集の厳しさと法的な詳細適用があると、未必の故意とかで有罪とされるだろうなとか思ったりする。

 

谷崎短編の数作読んで、若い女性への判り易いねっとりとした描写など読んでると、なるほど谷崎か、と勝手に納得したり。

 

 青空遅いけど曇天文庫というサイトでは、作者を極少数に絞ってドカンとアップしている。http://blogs.yahoo.co.jp/a_bucha_bucha

 

他のテキスト等アップサイトが上げてしまう事は青空にとって残念な気もする。

まあ、これはこれでよいか。

でも、それがトレンドになってしまうと、もうトレントになっているのかもしれんが、どうなんでしょうね。

  

著作権が50から70年への移行は国家的損失。

なんらかの国内での是正措置が出来んのだろか。

鳴雪自叙伝   内藤鳴雪。 松山藩の幕末と明治

江戸時代末、四国の松山藩の名家に生まれ、父親が藩の要職にあったために江戸住まいも長く、幕末にもなると時代の要請で京都の地にもおよび、地方藩から見た維新の波乱の歴史をも社会風俗を交えて、地に足の着いた視野で淡々と描いた自伝。

 

特筆すべきは、この日本語の読み易さ。

明治末に口述筆記したものを加筆して連載したもので、まるで知っている老人が今語っているように判りやすくて面白い。

 

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当時活字にされる日本語は、まだまだ漢文臭さがどうしても忍び込んで、今の読者は辟易することが多いのだが、口述といえども其の風はまるで無く、著者は松山藩でも漢学に優れて著名だったにも拘わらず、である。

漱石鴎外の文の方がまだ漢文くさいと言える。

 

松山と江戸の度重なる旅行の記録は興味深い。

 

安政地震は江戸で被害にあい、広域火災を目の当たりにする。

 

第二次長州征伐では松山藩は大島出兵で島を占領するも、その後すぐ長州藩奇兵隊に撃退される。

鳥羽伏見の後、松山藩には朝廷から討伐命令が下る。抗戦か降伏かでもめる中に土佐の仲裁が入る。

土佐家老から『今の薩摩長州の横暴には目に余るものがある、近い将来土佐を中心に決起することもあろうから、ここは力を残して降伏するのが良いのではないか』

と、いかにもありそうな話である。

 

また、廃藩置県では全国の藩主が東京行きを命ぜられ、替わって国から知事が任命されることになった。

藩主は公家達と同じく華族となって東京へ移住することになった。

長年親しんできた藩主が出て行ってしまう事になり、松山藩では民衆の不満が渦狭き、数々の説得も空しく、そのうち租税事務所が焼討され、ついには竹槍筵旗を挙げて一揆が藩庁を取り巻いて押し寄せそうになる。

 

明治期には教育行政に尽力し、老年に著者は東京に学ぶ松山の子弟寮の責任者となる。

その寮に入って来た20歳以上年下の正岡子規と出会い、その後に俳諧の運動に共鳴して、20歳以上年下にも拘わらず子規に弟子入りすることになる。

 

その後更に年が経ち、寮の責任者を後任に引き継ぐのだが、その後任が坂の上の雲秋山好古である。

 

 

なによりも、読み易さ、解りやすさ。

著者は余り価値観を交えずに淡々と目の前の出来事を綴っていく。

 

今日的には批判されるような事象も多いかもしれないが、今批判的に読むのではなく著者の事実を見る混じりっ気のない眼差しにこそ注目すべきだろう。

 

これは、もう一つの明治維新の歴史でもあるのだが、単なる一庶民一女性とかの単一視野でなく、現実に徳川方松山藩の中枢にいた人間のものだから、どういうのだろう、背景としての躍動的な広範な歴史が語られていてじつに興味深かったです。

 

私は古本屋でたまたま買った岩波文庫で読みましたが、調べてみると青空文庫でもアップされています。

岩波文庫でも、しっかりとした解説と各章に小見出しも付いて、買っても損はないとおもいます。

岩波でも青空kindleでも、いずれにせよ是非ご一読を。

 

鳴雪自叙伝 (岩波文庫)

鳴雪自叙伝 (岩波文庫)

 

  

鳴雪自叙伝

鳴雪自叙伝