ミナミで道を尋ねられる
大阪難波、ミナミには昔からよく足を運んでいるが、最近ここ1.2年で明らかに違うことがある。
観光客から道を訊かれるようになった。
グリコマークの場所、戎橋のところを訊かれたのが数回。
御堂筋を挟んだ所で中国系の家族連れから聞かれたり、高島屋の前で流暢な日本語で尋ねられたこともあった。
地下で周辺地図を見ていたら東南アジア系の浅黒い青年に本町への行き方を聞かれたこともあった。
地図の枠外の本町方面を指さし、地下鉄という英語が頭に出てこないのでアンダーレイルウェイとか訳の判らない事を言ってたら青年がsubway?と訂正してくれた。
情けない。
地下鉄の場所を案内してあげた。
大箱のスターバックスでコーヒーを飲んでいたら隣に座った観光客から、弁護士の探し方を聞かれた。
観光客ではなく、在アメリカ日本人で一時帰国しているらしく、理由は判らないが市役所の法律相談に行けばいいのかとか言っていたので、真面に相談するのなら弁護士協会に行って紹介してもらえばいいと言っておいた。
ネットで調べると、大阪では淀屋橋に大阪弁護士会があるようなのでメモ書いて渡した。
これもスタバでだったけど、年を取った落ち着いた中国系男性が私の前に来て立った。
手を擦って、その仕草を繰り返す。
手を洗うことだと思ったのでトイレに案内した。
しばらくしてから此方に一礼して出ていかれた。
難波の地下から地上への出口エントランスあたりでホテルの行き先を聞かれた。
男性、早口の英語。
よくわからないので紙を見せてもらったらホテルモントレらしい。
近いが反対方向で、地下の道筋を説明するのは日本語でも難しい。
地上に上がってくれと案内して出てみると、高層ホテルの大きな姿が丸見えだったので斜め上を指さして案内終了。
数年前からミナミも観光客の街になってしまったが、今年に入ってからは中国系の動員が凄いものがある。
観光客の2割ほどが中国系ではなかろうか。
1割が韓国、あと白人系、イスラム系もポツポツ。
日本人観光客ももちろん数割ぐらい居る。学生服の一行もよく見かける。