山賊のむすめローニャ
ぜんぜん評判になってないが、面白い。
今季アニメも当初30作近く見たが、現在半数以上は視聴打ち切り。
その中でも安定して見れるだろう作品とおもう。
息の長い連続ドラマアニメ水準はクリアしてる。
絵的には今やってるログホラより上だと思う。
世界観構築、城や森の描写と設計がしっかりしている。流石は元ジブリ。
ログホラの方が作品的には相当好きだけど。
他、NHKで見たアニメでは、獣の奏者エリンよりもアニメ仕上げでは上。
背景美術設定の周到徹底には見るべきものがある。
どうだ、というこれ見よがしなのではなく、普通のジブリ風で埋まっている。
アニメーション制作のポリゴン・ピクチュアズは『シドニアの騎士』(2014年)を手掛けた1流カンパニー。
鳥女のグロテスクな完成度ぶりは筒井康隆の小説に出てくるよう。
手書きではなくcg嫌う人は多いが、継目のない滑らかな動きに見馴れてしまうと、手書きで雑さとか粗さのあるアニメとかには、より目立ってしまうと思う
ジブリと聴いてのトトロ・ラピュタ比較は土台に無理難題な見方。
普通のアニメとしい見るなら美術レベルだけで高い。
多くの人はローニャ予告編の0Pだけ見て、ああ3Dだと判断して見ていないのでは?
森の描写、城内の調度・食物など周辺充実は最近のアニメに見られない充実ぶり。
森の中の描写がとても自然で、地味だけど時間をかけている良さがある。
3Dだからと言って、目を背けるのはもうオカシイと思う。
直近の劇場版アニメ・楽園追放でもそれを裏付けている。
山賊のむすめローニャは、楽園追放のような派手でエッジの効いたものではないけれども、安心して森と城と山賊たち日々ストーリーを楽しめます
http://www9.nhk.or.jp/anime/ronja/
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