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新刊二冊ラノベとコミック、本好き下剋上の自称図書委員II、少女終末旅行6巻完.

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~

第四部 「貴族院の自称図書委員 II 」

香月美夜

  

主人公がホントにどうでもいいと思って、周到ではあるがキッチリと切捨てる判断をする場面があるのだが、ライトstoryにハイレベルモラルを求めたリ過剰な情緒配慮を浸ったりせずに、そこそこ現実でもあるようなリアル判断処理があったりするは面白い。

 

ホントに著者が好きな異世界と好きな設定に浸って書いているのに、

登場人物が身分移動に従って変遷していたり、魅力的なキャラでも場が変わると殆ど登場しなくなる、

でもそういうのが反ってというか計らずしてか判らないけど、異世界の身分社会について不思議なリアリズムを与えている。

 

このあたりのフリーダムから反射されたようなリアル付与な面白さというのは、ラノベ以外の小説では多分考えられなかっただろうなとか、そう思いました。

 

 

 

少女終末旅行 6巻(完) (バンチコミックス)

つくみず

少女終末旅行 6巻(完) (バンチコミックス)

少女終末旅行 6巻(完) (バンチコミックス)

 

 もともと余り期待して読み始めたコミックでは無かったのだが、ブログの勧めとかもあってフムフム素人っぽい画のもっともらしい事言ったりフワフワと流したりするのかとか思っていた。

 

でも日や月を置いて巻を進め、アニメ化を追っているうちに、

そのフワフワとした絵柄とは裏腹の、ザラザラとした生と死の肌触りというか、

誰もが、人も機械も概念も終わらざる負えないんだという、

無情で非常で無常なくうきが私の心を蝕み、

なんともいえない読後かんになった。

 

此の最終巻では、まさに終末に辿り着き、それは巻を圧する光景であり、言葉を語るのではなくただ黙祷するような気持になった。

 

だからというのも変だが、中途で終ってキリを付けたアニメは、まだ終末そのもの以前の希望と輝きが残っているみたいで、その美しさと華やいだ音には価値がある、とかなんか、思ったりしました。