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oidon00のブログ

週一くらいなら記事を書ける?   https://twitter.com/oidonohama

ちょっと前に珍しい事があった  古本

前に光圀伝 ・冲方丁を読んで興味深かったので、光圀についてもっと知りたいと思っていた。  明治維新の勤皇の元祖でもありますしね。

光圀自体が重要な履歴の多い人なので、光圀伝は大冊だけど流石に小説後半は履歴の走り書きのような、ダイジェストのような感が無きにしも非ず、だった。

 

そこで思い出したのが、「水戸黄門村上元三著。

全8巻のホントの長編大冊。

私が学生の頃に 講談社文庫で刊行されていたのを覚えていた。

村上元三は、実力はあるがブレイクはしなかった時代小説の大家、との評判だけは何処かで読んでいて、氏の作品は読んだことは無かった。

それで、この全8巻も読んでみたいなと思って、それだけで。

本当に思い出しただけ、だったのですが。

 

それから1週間ほどしないうちに、町内会で古新聞とかアルミ缶とかの資源ごみ搬出の日、家ゴミを持っていったら「水戸黄門村上元三全8巻がビニール紐で縛られて隅っこの地べたに搬出されてた。

 

私は、ちょっと立ち止まってしまい、家には本がいっぱいあって困っているし、人のごみを持ち帰るのもなんだか、とか思って帰り掛けたが。

 

捨てるのは何時でも出来るし、こんな偶然は滅多にあるものではない、今は当然絶版だし入手は難しい 〈金さえ出せば入手可能レベルだけど〉 、とUターンを切るともう迷わずビニール紐で括られた8冊を取り上げて、いそいそと家路に着いた?のでした。

 

持って帰った甲斐はありました。  良い本です。

シンプルな文体で、文章にあざとさが無く読みやすい。

水子に流されるはずだった光圀の背景も、じっくり書かれていて良く分かった。

今3巻目に入っているが、埋もれてしまうには惜しい作品であることは確か。

  

人生の長いあいだ本を買って、本を読んで来て、たまには素敵なこともあるものだ、でしょうか