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春琴抄、読みました、ああ。

 谷崎潤一郎を本格的に読んでみようとはずっと思っていたのだが、全集で読むかとか本を集めたいとか変な色気が邪魔をして読みたい気持ちのまま放置状態だった。


でも読まんと話に成らんし、そこでエイヤッと即座に読める青空文庫春琴抄をえらんでみて読んだ。
これは選んで正解であって、むしろ年をとってから読むことが出来て幸いだった。

短編に近い長さだが余人の追随を許さない、あちらに往ってしまった作品。
名とか傑とか完璧とかどう言っても許されそう。

 

作者が墓地を訪れるという近代的な出だしにも驚いた。
伝記を調べながら語るというスタイルで伝の編者の思い入れの強すぎるー文を常識的にこうではと批判しながら、編者である佐助のキャラをジワジワと浮き立たせる。

 

内容については短いし予見無しに読んでもらう他ないのだが、数多く映画化や舞台化されたのには納得する。
地の小説文になってしまはない伝記スタイルと凝縮された文章が、読んでいる者に書かれていない文や略されたセリフをも想い描かせるのだ。
これは生半可な作品ではない。


ただそれでも、どうしてもどうあってもこの小説自体の感じを実写や舞台で再現するのは極めて難しいことも納得してしまう。

 

視るのが嫌なら見なければいいとは簡単なモチーフだが、其れであちら側に往ってしまった者を描けるとは大谷崎と言われるだけはある。

 

余りにも有名な古典なのに、あまりにも現在進行形のような感覚でむしろ時代がやっと谷崎に追い付いてきはじめたのかと思えるほど。

 

 

 

青空 谷崎潤一郎 作家別作品リスト

https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1383.html#sakuhin_list_1

  

春琴抄 (新潮文庫)

春琴抄 (新潮文庫)

 
春琴抄

春琴抄

 

 

 

大阪ミナミ、さいきんのあちころ

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新しいビル、なんはスカイオ10階から難波パークスを望む。

高いビルは見慣れた街を新しいアングルで見せてくれる。

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下はスカイオ10階のセブンイレブンから御堂筋方面。

中央の黄色い樹々が銀杏並木。

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スカイオ3階にはスタバの旗艦店があるが、こちらは10階のビジネスユースなスタバ。

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3階に比べてガラガラという噂もあったが今はそこそこ、と思う。

 

スターバックスコーヒー なんばスカイオ10階店

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ラーメン鱗、味玉塩ラーメン。

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アニメ、海獣の子供みてきた。


色彩表現が卓越している。
原作の絵は知らないけど、よくここ迄手描きの色や線、手造りの動きのような表現が出来たものだ。
アニメによる表現可動域をまた一歩拡げたよう。
そしてまたこの映画、よく商業映画ベースに乗せる事が出来たなと感心しました。
配給会社やスポンサーへの制作前や途中説明では、少女と二人の少年が海と世界を駆け巡る冒険とでも、間違いではないが正しいとも言えない内容で言い包めていたのでなかろうか?


ただ・・・・ 画に尽力するあまりに物語ラインが途切れる間が長くなって、人と絵と音楽が相乗効果する効果が発揮し切れなかったのは残念です。

 

 

やよい軒、冷汁と鶏天の定食。

暑くなると定番のやよい冷や汁、飲んだ後にとてもよろし。

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よいとき 2粒×5包 キユーピー

消化を促進するでなく、肝臓にブーストを与えたり栄養を付与したりするでなく、アルコールを直接分解する『酢酸菌酵素』のはいった錠剤。

これは効きました。

酒の残り方が違う、時間が経てばスッと消えて落ち着いていく感じ。

 

キャベジンとか新三共胃腸薬を飲み会後に服用したのとは、明らかに身体の感じがちがう。

胃腸薬では違うところを攻めていた?効果があるにしても攻める場所を違えていたみたいな、です。

 

この1.2年はアルコールが中々抜けにくくなってたので、これはコレから暫らくは愛用愛飲していきそうです。

気持ちよく酒飲みたいし。

 

ただ、キリン堂ココカラファイン、コクミンドラックのよなメジャードラッグストアで売っていないみたい。

マツモトキヨシAmazonとで購入しました。

流通を絞っているのか?

 

よいとき 2粒×5包

よいとき 2粒×5包

 

 

飲む前に飲む“助っ人”に「酢酸菌酵素」というニューフェース現る:左党の一分:日経Gooday(グッデイ) https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100015/030500056/?waad=OQoR5lXX&n_cid=EJHGD0077 #日経Gooday(グッデイ)

 

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(西尾維新・はっとりみつる) 少女不十分

原作小説もコミック化した本作も、互いにそれぞれ完成されて並ぶことのできる幸せな作品。
この小説がコミック化されていたことは知ってはいたが、適当な新人が適当にコミック化しているんだろうと勝手に思い込んでいて、よむアタリを付けようともしていなかった。
最近になって作画している人が『さんかれあ』の人だと知って、俄然に興味が湧いて、読んでみたら見事当たりでした。

 

饒舌に寄りかからない
西尾維新は常に饒舌で語り過ぎる作家だけど、このコミック化はその言葉に頼り寄り掛かる事なく、半ページ1ページ丸々の絵を惜しむ事なく使い、絵で語りかけ絵から滲み出る感情で伝える。

 

適切な長さ3巻コミック
読み終わって3巻は短くも感じたが、数巻延ばすことは可能だろうけど、この全体の姿を読者の心に刻み付けて浮かび上がらせるには、このあたりの尺で正しかったのだろう。

 

このコミックによってM···彼女の軌跡が原作よりも、より明らかになったと思う。

 

ヒロインの顔は横長すぎでないかと読む前おもっていたが、話の進行とその受けていた『圧迫感』をおもうと知らずにそんな忖度をしたのか、気づかないうちに彼女の顔も自然に見えていた。

 


彼女周辺の心象に漂い、時には群れるシーラカンス
この生きている化石のメタファーも、とても秀逸でした。

 

 

 

ラノベ2題、放課後、薬屋

放課後地球防衛軍 笹本祐一

『 過疎の地方都市。市内唯一の高校の天文部員、祥兵、雅樹、マリアは、顧問の杏先生と共に夜空が墜ちるような流星嵐を観測した。

翌日、彼らの前に現れた転校生の悠美。入部希望だという彼女は「岩江の大人達が隠す地球の秘密を知りたい」と微笑む。

地下の大空洞を皮切りに、次々明らかになる鄙びた町の真実。

笹本祐一、ハヤカワ文庫初登場 』

 

この作品でも都市伝説をちょっと取り上げて、現実を上手くシフトさせるのに使っている。

転校生は宇宙人?みたいなベタな話でもしっかりと読ませます。

プラネタリウムを使って宇宙の概要を説明する場面なんか、ラノベといえども描くときには小説として丹念に堂々と描き綴ります。

この辺りベテラン作家の余裕を感じましたね。

 

モーレツ宇宙海賊でも女子高生が云々でもロケットや宇宙船描写は本格SF並みでしたしね。

今年には5年ぶりに宇宙海賊のノベル新作が出るみたいで、これも楽しみです。 

 

放課後地球防衛軍2 ゴースト・コンタクト (ハヤカワ文庫JA)
 

  

 

 薬屋のひとりごと (日向 夏)

『 猫猫(マオマオ)は花街で薬師をやっていたが、とある事情にて後宮で下働き中。

そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。

短命な御子たちの話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。

人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。

稀代の毒好き娘、が今日も後宮内を駆け回る。 』

 

文章がシンプルで上手いですね。

話とキャラを次々とどうなるのかと、派手な話でなくとも興味を持って繋げる手際は巧みです。

コミックで言ったらシンプルな線画だけなのに、それが力強くて惹き付けられるみたいな。

 

ラノベによくある饒舌文でなく普通の小説体だけど、作者は結構な手練だと思います。

数巻をサクサクと、でもじっくりと読んで愉しかったです。 

 

 

 

 

劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ。

普通に面白いなと観ていたが、終わり近くになって物語のテーマが一貫していて最終場面のその局面辺りでテーマがフォーカスされていたのに気づいた。

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ちいちゃくて可愛い新入生、でもどこか大人びた達観したメンタルを持った新キャラが魅力的。
その彼女の心底には、かつて誰かが辿ったような軌跡も見えてくるのだが、このあたりの上下年代世代を重奏するような、先輩を見上げたり過去を振り返ったりするドラマは学園もの部活動ものならではの魅力。

 

とてもおもしろかったので勿体なかった、これは1クール12話で見たかった。

久美子が1年生達を相手にして右往左往する様は実社会でも類似があるようなおかしさもあり。
でも意外に久美子が難局を突破する能力があるのも納得させる。
久美子は『宝石の国』でも頑張っていたし?

 

もう次の劇場映画は決まったようなものか、私としてはテレビで3期をやってほしいところなのだけど。


 ・ ・ ・ ・


話は全く変わって東大の入学式で、現在はあなた達の努力が報われない時代云々と祝辞があって話題になってた。


いろいろ面白い点のある話しなのだが、まず東大というTOPクラスの半ば以上は必死の努力はしていない。
努力さほどしなくても解る出来るのがあのクラス。
で、それ程の頭なら現実対応能力も優れている。

 

ただ、だからというか能力と才が乏しいのに異常な努力と時間を重ねて東大に入って、かつ末は博士か大臣か高級官僚か都市銀行上層部かという古典的な東大就職先を盲信するならヤバイという、その程度のハナシ。

 

そもそも努力が報われないとか実らないかもしれんとか、実際そうだった失敗ばかりだというのは、ごくあたり前の普通の話であって、そんな中をどう足掻いて右往左往して前に進んでいくかというのが、有り触れた普通の私達なのだ。

祝辞を述べた人は、誰もが分かっているそんな事も分からなかったらしい。

 

 

 

 

丕緒の鳥 十二国記 (小野不由美 新潮文庫)

大分前に本は手に入れていたのだけれど、ちょっとあの特異な世界観に入りづらい気がして積ん読状態だった。
今回続編にして最終長編が年内に刊行と聞き、引っ張り出して読んでみた。

 

瘍医 閽人 供案 花垂門 囲墻 蔽獄 阿閣 甍宇 ・・・ 独特の漢字使い、現代では使われない古語をちりばめて、この漢字のアクセントの付いたオードソックスな小説文が、改めて読むと新鮮。
近年ではしゃべり言葉文・口語体や饒舌文が世間には満ち溢れているせいか。

 

表題作品の丕緒の鳥 は、散文詩のようなまさしく見せ場があるのだが、良くもこういう世界が描けるものだと今更ながら作者の才能には感心した。
画くのに難しいというか、この文章でなければ書けない世界が構築されているのは流石です。

 

新刊に向けて十二国記を一から読み直すの面白そうだけどちょっとハードルが高いかと躊躇していたが、魅力的な世界が再び立ち上がって来るのを読んで実感すると、また全部読み直してみるかという気分も湧いてきた。
やはりの名作群ですね。

 

丕緒の鳥 (ひしょのとり)  十二国記 5 (新潮文庫)
 

 

腰が痛い

腰がパンパンに張って、屈めたり伸ばしたりすると痛い。
寒暖差の烈しいこの頃、知らずに腰を冷やしたらしい。

 

昔病院から貰ったコルセット付けるとややましになった。
日にちで良くなって行きそうな感じだが、日常生活が不自由なので掛かりつけ整骨院に電話予約していった。

 

鍼かお灸でもしてくれるかと思ったら、手指で腰や太腿外側を押す。
ガンガン押すのでなく適度に押して、そこかしこで押したまま数十秒止まる。
脚の腿外の張りに結構手を入れていた。

後は電気15分と温め15分。


その後仕上げで、腰と背中のラインにテープを貼ってくれた。
筋肉を緩めるラープとのことで、このままシャワーや風呂にもは入ってくれとのこと。
いろんなものがあるんですね。
二三日でも、善かったら1週間でもテープ貼ったままで良い、らしい。

 

施術後は完治とは行かないが半治ぐらいでだいぶ楽になった。
適時に適切な施術は大事ですね。

 

 

パソコン周辺機器整備

ポータブルハードディスクを新しくしたらマウスが不安定になった。


ググって見ると、HDUSB3.0とマウスの無線コネクトが干渉して機器により不安定化するらしい。

解決策はマウスの無線コネクトをUSBハブとか使ってHDUSB3.0と距離を開けること。

ハブではなくて20cm程のビニルのUSBコード、何に添付していたコードか忘れたけど入力口と出力口だけのシンプルなもの、これが机の中にあった。

これで中継させる。そうしたら直った。
やれやれです。

 

※ 外付けHDDをUSB3.0に接続するとロジクールのワイヤレスマウスが不安定になる。その解決法.
https://musible.net/hdd-usb3-wireless …

 


前のPCではUSB3.0と2.0の組合せだったので今回3,0相互になり転送スピードが増した。
前は30~40mb/secだったのが90~100mb/secになった。3倍です。

機器を新しく更新する時は全部まとめてやる方がいいみたい。


古いハードディスク3個を1つに纏める。
一番古いのは300G、これもコード繋げば動くけどさすがに古いので廃棄。
後の2つももう使わないけど―応予備で保管。
まあ使用中のHDと言っても殆んど溜め込むだけ何だけど。

 

 

ビックカメラで買ったけど、やはりネットAmazonの方が2割くらい安い。

ご参考までに。

 

 

パソコン買い換える

古いDELLのPCが、画面のブレが止まらなくなって、起動して15分経ってブレが止んでも何だか白っぽい画面。
それでも前のソ二ーバイオよりはましだったから次もDELLにしようかと思っていたが、スタイルのコンパクトさ具合でNECのPCにした。

 

23インチのディスプレイで画面周囲の余白部が無い比較スリムなもの。
メカ本体はタワー式でなくディスプレイー体式でもなく、画面の後ろに間をおいて一回り小さな長方体を別途に付け足したような独特の形。

この後や横に各種コネクトが付いてる。

ディスプレイの横側は全くツルリとしていてコネクト穴は無い。
ディスク出し入れは画面の下部、正面からする。

 

私的な机のスペースが横に狭いので、ディスプレイが横に縮んでコネクトも更に内側に位置したので、メモリやケーブルが附けやすくなった。
机の横に窓やら家具が迫っているもので、ディスク出入も正面なら横に突き当たる事もない。
そう言うプライベートにフィツトしました。

 

ただPC立ち上げ設定は苦労した。
内容だけではなくて、マウスがちゃんとコネクトしない。
動いたり動かなかったりする。
取説見てコネクト設走をやり直ししても同じ。
キーボードは普通に動く。
結局、以前使っていたLogicool のマウスに変えたら、ぬるぬるサクサク動くので是にした。
NECも頑張っていると思うが、付け合わせのマウスにまでは手も注意も行き届かないのだろう。

 

PC立ち上げの中身については個人情報とアカウントの設定を求める度合が昔より更に強くなって来てますね。
昔々みたいに直ぐウンドウズがたち上ったりしない。
あれも教えろこれも作れ見たいな。
PC売り場で初期設定サポート数万円とか、昔は見なかったポップ広告を良く見かけたが、この辺の煩わしさもあっての事だろう。

 

MSオフィス、ワードExcelとかインストールするには添付のプロダクトキーを入力しないといけないのだが、数字のゼロとQを見誤っていて1時間ほど悪戦苦闘ししたりした。

 

データ移動は時間が掛かるが、PC内はユーザフォルダとデスクトップに注意すればよし。
外付HDはそのまま付け替えだが、これも古いので近日中に買換か。
フリーソフト数種を新PCにダウンロード。
1日目で立ちあげ、2日目でデータとソフト、後は使い勝手の微調整しながらの普段使いという感じか。
起動も激速になり画面も綺麗にリフレッシュ。

ストレスの無いパソコンライフは有り難い、も少し早く代えるべきだった。

 

NEC デスクトップPC-DA570MAB-J という型番だったが、NECのPCは同種異スペックのものを多種五月雨式に市場に出しているようで、店舗に有るものが売っているものというベタなやり方?
でもDELLの注問製造による中国で造られ送られてくるのを3~4週間待つよりも、ショッピングモールの家電量販店で実物を見て買って帰る方がいいかと、今回はおもった。
同程度のスペックなら数千円の違いだしね。

 

レジで金払って待っていたら、店員の方がPCの箱をカートに載せて運んできてくれて、そのまま其のカートを自動車まで押していけば良いのだから楽なもの。

しばらくはスペックをあれこれ試してみたいです。

サトコとナダ、サウジと日本

 

アメリカ留学で、黒いベールを被ったイスラム女子とハウスシェアをする話。
素人風コミックの異文化交流って、この程度の出来かなぁと気を抜いて読んでいたけど、読むにつれ、なかなか侮れないものがあった。

 

まず、異文化ものと言ってもイスラム系のコミックは無かった、皆無・・・とおもう。
取り分けサウジアラビアという世界に圧倒的な存在を示しながら、その国情や個人情報については極めて閉鎖的な国民の、そこの女子がルームメイト。
これは極めて珍しいし、高裕福かつ異文化の度数が高い。

 

次に、舞台がアメリカ留学である事。
日本という家の中での温和で湿潤な環境ではなく、「文化」や「人間」や「危険」が裸でゴロゴロ転がっているアメリカ合衆国の状況。
この風景が見えてくるのも魅力的。

 

そして、4卷を読み終えた満足度は高かった。
外国を憧憬して日本を貶めるでなく、自国を誇りすぎるでなく、ポリコレのネタ好き勝手とかでもない、全くない。
絵がどうとか技術がどうとかではなくて、純粋な異文化の双方向アクセスを描いて知らぬ間に頭が揺さ振られていたような、良質のブレーンストーミングみたいなです。

 

ホワホヮ日常系にすら見えるけど、それはそれでも間違いでは無いコミックだけど、日本の異文化理解の死角をサラリと画いたタイムリーにしてドラマの深みも有る好著でした。

サトコとナダ(1) (星海社コミックス)

サトコとナダ(1) (星海社コミックス)

 
サトコとナダ 2 (星海社COMICS)

サトコとナダ 2 (星海社COMICS)

 

 

サトコとナダ 3 (星海社COMICS)

サトコとナダ 3 (星海社COMICS)

 

  

サトコとナダ 4 (星海社COMICS)

サトコとナダ 4 (星海社COMICS)

 

 

ガラケーからスマホへ。

 緊急連絡用として古くから持っていたガラケー

もともと余り使わないから通信料金もどんどん低い方へシフトして行って、ネットの方はスマホを飛び越してタブレットLTE付のを使っていた。

 

そうしているうちにタブレットも劣化してボロボロになって来るし、携帯ガラケーの方も近い将来通信システムが変わるので、そろそろ新しいものに買い替えてくれとの電話や手紙が着たりし始めた。

 

そのままのシフトでver.up しようかと考えてたが最近は良さげなアンドロイドタブレットが無い、LTE付だともっと無い。

そこでタブレットWi-Fiにして、スマホのデザリングで通信は代用させよう、これにした。

スマホのコストを抑えるため格安SIMで。

 

で、具体的には従来ガラケーが月1800円少し、タブレットLTE付のSIMが月4ギガで980円の合計月2,800円ていどだった。

これが、https://mineo.jp/ の月6ギガで2,190円・・税込みで2370円程度になって、なんとガラケーの時よりデザリング使うにしても安くなってしまった。

 

もっともこれは毎月維持の通信費のみでの話。

スマホ代金や購入に関わる手数料は入っていない。

 

そして不愉快なことにキャリア解約に伴う解約料金、2年縛りとかなんとか?また契約月前の解約は手数料が割高とか、そんなのも入っていない。

数年前から政治的にも問題視されているのに、通信各社は自主的に直そうとはしなかったようだ。

 

スマホ代金、これは36,000円程度< AQUOS sense2 SHV43 SH-01L SH-M08 >。

色んな解約料金・手数料は〆て2万円以上程度・・・だったか。

 

大手キャリアのように、古い本体とmoneyと身分証さえあれば行って帰りには新しいスマホ、という訳にはいかなくてイロイロとあれこれ日にちを要したが、出来ない事ではない。

まあ終わって見れば満足してます。

 

同時期にやったタブレットの新規購入は前記のとおり。

 

スマホについては、そのone and all ぶりには感心しました。

世界を制覇するのも納得です。

ただ贅沢にnovel やcomic を読むのならやはりtablet がいいでしょうね。

 

次は画面が荒れているパソコンの新規更新か。

海街ダイアリー、ライト姉妹

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 (flowers コミックス) Kindle
   吉田秋生 (著)


こういう傑作コミックがあったんですね。
声を大にして語るのではなく、ああそうなんだよと心の腑に落ちる作品。

 

鎌倉での四姉妹物語。
四姉妹の誰がサブと言う訳でもなく、しいて言えば縦糸になるすずだろうか、それでも姉妹それぞれを描いて余すところがない。
最初の数話など、昔見た向田邦子のドラマを思わせるようだった。

 

欠落、喪失、そして病気、金、そして再現、再開、けっこう深いテーマもあるけどサラサラとしっかりと、コミカルだけど落ち着いて描く、画く。
大人が読める、いい作品です。


昨年末に完結したばかりの最終巻を読了しました。
その後すぐ、また最初の1巻からじっくりと読み直してしまいました。

 

 

      *  *  *   *  *  *  

 

ライト姉妹(1) 
ヒキコモリの妹を小卒で小説家にする姉と

無職の姉に小卒で小説家にされるヒキコモリの妹  (谷川ニコ)

 

作者はキャラの立て方、キャラを画で建てるのが上手い。
姉妹それぞれエロティックさの微妙な仕込み方。
ワタモテ主人公が身体の線を出しても、いつも見苦しいのとは対照的。
良いも悪いも作者にセンスが有るから描くことが出来るんでしょうね。

 

いろいろと不安を抱えて危なそうでも、タワーマンション住まい。
読者に心配をかけ過ぎず、読者に妬ませもしないような塩梅具合。


今日では普通の文学というのは良くも悪くも洗練され過ぎているので、小説や評論も何を書いてるのか分からない所がある。
そこで、此のコミックのように見も蓋もない言葉も付いた視点、ラノベから文学を遠く小さく見上げる俯瞰を魅力的な画によってシンプルに提出されると、今日の小説文学状況の全体がちょっと分かったような気にもなる。

 

もはや貧乏と悲惨と反社会だけでは読者の共感を得る事は困難なのだ。

 

むつかしい評みたいに書いたけどコミック中身は全然そんなことなくて、アニメやコミックやラノベやブンガクをネタにカラリカラカラと笑わせてくれます。

 

頭の隅や奥に凝り固まった文学アタマ? をほぐすのに効果ありの一冊です。

 

 

 

  

 

NECのタブレット LAVIE Tab E TE510/JAW 購入

3年前から使っていたタブレット、Nexus9がいよいよ使えなくなって来た。


とにかく最近はフリーズ、フリーズばかりの状態。
Kindleを読んでいても固まってしまう事しばしば。
アイコンを押しても反応しない、ネットのホームページやブログやツイッターが止まって動かない。

大阪人がイライラしてエレベーターのスイッチを連打するみたいにタブレット画面を連打する事はもはや常態。

たまに機嫌が良くなるのか、普通に動き出すと一安心。
電源入れてしばらくとか、しばらく放置した後などが具合悪い。

 

で、新しいタブレット買おうと思っていたのだが、最近はアンドロイドのタブレットがそれ程多く出ていない。
しかも良さそうのは大半が中国のHUAWEI 製。
一個人がどうのこうのでも無いが、バックドア等の情報漏洩は数年前から言われている。
一台同社のもの持っているが、やたらに個人情報へのアクセスを要求する同社管理ソフトには不信感があった。

 

そこで見つけたのがNECタブレット
店頭には一世代前しか無かったので取寄せて貰った。
丁度6日で店頭着の連絡あり。

 

店頭での他社比較も遜色なく、専門家レビューもamazonレビューも参考にして、世代前のものは中華管理ソフトが僅かに有ったとのことだが本機には無かった。

アンドロイド8で画面が1920✕の解析度、メモリ4ギガで64ギガの容量、とわかり易いスペックも良し。
128ギガまでのマイクロsdカード取り付け可能。


中華にラインを委託して造っていても或程度は製品管理出来ている、と思う。

 

使い始めて、タップすると必ず反応するという当たり前が極嬉しい。
いかにフリーズのストレスが大きかったか。
ボディの素材仕様はピアノ何とかでツルツルしている。
でもこれは手のひら肌にフイットするので取扱い感良し。
しかし微妙に斜めがある所に置いたりすると、そっとツルリと滑って下に落ちてしまうので要注意。


テキストを打ち込むのも速くなって入力もサクサク。
古いNexusではなかなか日本語辞書が反応せず困った。

 

中華の同程度スペックのものより数千円は高いだろうが、余計な不安感がないので同じ様に思う人には買いだとおもう。
安定した日本の家電のような使い心地に満足しています。

 


画面が少し大きくなっただけでコミックの読み心地がとても良くなった。
コミックには画面の大きさは大事だと改めて納得。

 

一時はiPad買おうかと迷っていたが、アプリやデータ移行の便利を考えた。
でもiPadは魅力的なので、これからはそちらも横目で注視していきたい。

 

 

PC Watch のレビュー
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/1167367.html