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社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた、米国を知るもう一冊。

読みやすい。社会学者という題で、引いてしまうかもしれないが、語り口は学述でなく饒舌な独白体、村上春樹の僕に代表されるような小説的な文学的な語り口。

 

良くできたノンフィンションライターの書いたベストセラーのよう。

でもライターのようにノンフィクと言いながら創作や嘘を混じえたりしないし、特ダネを誇張することもない。

文学的な語り口だがテーマ探しに脱線したり、自分探しに陶酔することもない。

 

『 お金持ちのエリートと貧困層が共存し、社会階層を超えたダイナミックな動きを見せるニューヨーク。街を1つにつないでいるのは、外からは見えないアングラ経済の巨大ネットワーク。

何不自由ない生活を送りながら売春組織を運営する超高学歴セレブ、

野心を持ち階級を超えてグローバル都市を生き抜こうとするドラッグの元締め、

家族まで呼び寄せたのに犯罪に手を染め去っていく移民…。

出自も目的も異なる老若男女との出会いと別れを通じて、社会学者としての苦悩と成長を描いた稀有な1冊。 』

 

新しい形の成果を求めて、若い学者がニューヨークでアンダーグランドのインタビューを悪戦苦闘しながら続けるドキュメント。

 

底辺の売春、それと全く反対のハイクラス白人女性の遊び売春?、上下問わずに蔓延する白い粉、底辺と上辺とで違うビジネスの有り様、文化が違ってクラスを移動できない・・・簡単に言えば確固たる階級の壁、などなどなど。

 

売春システム分布についての多めのレポートだが、アメリカのリアルな内部構造を知る一冊になっている。

 

レッドプラトーンはアメリカの、軍事的な世界的関わり;強力な関係性指向性を示す本だったが、この本はアメリカの内臓の奥底から灯りを照して、そのあり様を示した様な本。

 

これも大層おもしろかったです。 

社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた

社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた

 

 

レッド・プラトーン 14時間の死闘、は面白い。

 『 アフガニスタン北東部の山岳地帯に位置するアメリカ陸軍の戦闘前哨(COP)キーティング。 この小規模な米軍陣地は、急峻な山々に囲まれた深い谷底にあった。

 

2009年10月3日の早朝、前哨に駐留していたレッド(プラトーン)を含む黒騎士中隊の兵士50人は、四方からにわかに沸き起こった猛烈な銃火器の発射音に眠りを破られた。

 300人を超えるタリバン部隊による、かつてない規模の奇襲を受けたのだ。

 

NYタイムズ》ベストセラー  & ソニー・ピクチャーズ映画化! 』 

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その場にいた当事者が、自らの経験と膨大な調査と聞き取りによって再構成された完全なリアルノンフィクション。

 

メンバー紹介も面白い。日本では上品に化粧して飾って書かれがちだが、

あけすけにメンバーの悪行も語られる。

 

ゲータレードウオッカを入れて飲みつつ、訓練に参加する兵士。

テスト用紙を盗んで退学させられ、マリファナ漬になっていた兵士。

『 マリア・キリレンコ、ロシア・モスクワ出身の美人女子プロテニス選手 』の下着(本物)から漂う香り・・・。

 

極小さな局地戦といえども、米軍の現在のシステムも象徴的に露わになる。

 

各地各所に軍隊を大量配備して面を拡げるのではなく、ワールドワイドでは空母と飛行能力で必要な個所に必要な時間に必要な軍事力を投入するという、各国の個別でも面でなく、点と線で地域を制圧する、機動能力を極限にまで高めたシステム。

 

しかしアフガンの地方の果て、細かく入り組んだ山岳地帯に窪んだ小さな盆地、すり鉢の底のような場所に基地を作っていたため、タリバンから安易に包囲攻撃されやすく、やっとのことで友軍機が応援に集結しても、敵味方が近すぎるのと、高空から見てジグザグの地の割れ目の中を攻撃するような難しさがあり、集結した飛行機同士で混乱することになる・・・・

 

教養的な、社会考察的な見方はうっとしいかもしれないが、その手の見方が正解なのも事実。

最新の米軍、日本人の軍事知識の欠如、軍事知識の補完と言うか必須項目知識かも。

 

戦略レベルでは政治経済との密接度が高いので、まだ米軍の軍事スタンスは周知されていなくも無いが、戦術レベルましてや戦闘レベルになると、身を乗り出して知ろうとしなければ知ることができない。

そんな要求を満たす貴重な一冊。

 

『 タリバンによって綿密に練られた襲撃計画、鉄壁の包囲網、絶え間なく降りそそぐ銃砲火を前に、友軍のアフガニスタン国軍は敵前逃亡、米兵たちは次々と斃れていく。

そのとき、無線から切迫した声が響いた。「敵兵が鉄条網内に侵入! 」 』

 

 

あと、アメリカの戦略と言うか目的なのだが、この様な失策的な撤退戦においても、実は本質的には大きく成功している。

 

確かに消費した兵器武器において金額は、タリバンのそれよりも遥かに巨額だろうが、人的には10倍以上の人数を撃ち取っている。

確実にタリバンの力を削いでいるのだ。

この辺りをどう評価するのか、全く評価しないのかによっては読後感も大きく変わるだろう。 

レッド・プラトーン 14時間の死闘

レッド・プラトーン 14時間の死闘

 

 

GODZILLA -怪獣惑星-、京都にて、アニーホールバー

京都で時間がとれたのでゴジラアニメ。

三条商店街から山手を望む。

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MOVIX京都。

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シンゴジラが、政治社会を含めたリアリズムを掘下げたゴジラルネッサンスというか、新たなるゴジラの再構成に成功したのであるが、本作GODZILLA -怪獣惑星-ゴジラの持つポテンシャルの莫大さに合わせ、世界観を宇宙規模に再創造して、アニメの魅力、アニメでのゴジラ世界の魅力を十二分に発揮させた。

 

シドニアの騎士が地球に戻ってゴジラとウンヌンという誂った評価もチラホラあったが、シドニア東亜重工とは明らかに世界は違う。

 

スケールをリアルに根ざしている距離感や空間感覚が、これがポリゴンピクチャの上手いところ。

 

文句なしに、上映時間中楽しめました。

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ANNIE HALL BAR。

京駅前には本格的なbarがない、と言われるし実際に探しても見当たらなかった。

ホテルbarとかになってしまう。

 

其の手の店は祇園先斗町の四条三条に固まっている。

中心地から離れた所で、繁華街が栄えているというのは、これまた歴史的変遷があっての事で面白いのだが、四条で飲んで京都駅までいったん戻らないと帰れないというのが、やや面倒くさいところ。

 

そこでネットで見つけていたbar。

京都駅北を出て直ぐ左折、ビルの合間を真っすぐ行くとアパホテル京都駅前が見えてくる。

そこで右折すると、アパホテルの隣にアニーホールバーがある。

 

しかしアパではなくて、その隣のハトヤ云々という旅館ホテルのテナントらしい。

 

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 期待にたがわぬオーセンテックbarでした。

 

丸椅子風のイスの座りが柔らかい。

普通の酒から、凝ったというか尖った酒も置いてあるが、アイラ系の酒も氷も繊細に注ぎ扱って美味しいハイボールにしてくれる。

アテに八つ橋が出てきてビックリ。

 

 これは当り、の店。

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 京都の夜でした。

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水道パッキン交換、してもらう。

キッチンの水栓が前々から締りが悪い。

固く力を込めて締めないと水が漏れる。

 

数日前から締めてもポタポタが止まらなくなり、水滴の着音が耳障りなので着地点調整したりしてごまかしていた。

ある朝ポタポタどころかではなく、水が紐のように細くなって流れるまま、締めても締めても止まらなくなった。

 

市役所の水道局のホームページにパッキン取り替えの手順が詳しく載せてあって、少し自分でやる気になったが、水道口に合うレンチが家にはなかった。

 

以前にトイレ修理に来てもらった事のある業者に来てもらうことにした。

1日半待ち。

絶えず水音がするのは、ややストレス。

 

パッキンは中で割れていた。

出張費3000円 作業費2000円 消費税400円 で計5400円。

 

些細な作業とは言え、大人一人時間割いて出向く特殊作業とおもえば妥当だろうし、

企業努力が足りている価格なのかと思えば、高いかもしれないし、

でも水道工事の世間一般の悪い風評を考えれば、過去に来てもらった事のある業者を呼んでリスクを避けるのが安全策だろうしと、

そんなで、まあ納得して支払いは済ませました。

 

ガチガチとネジを締めるような感触から、回しても突当りの無い、ゴムの柔らかく締まる感触になったのには、素直な驚きがありました。

取り付けのレンチの締め具合は、あまり固く締めると蛇口が固くなってしまうとか、対になる細いリング状のパッキンは取手付近が石灰が固着しているせいもあり替えられなかった、とのこと。

 

 

カクダイ 水道用ゴムつきケレップ 13用 2個入 9072

カクダイ 水道用ゴムつきケレップ 13用 2個入 9072

 

 

 

日の名残り カズオ イシグロ 、読了

 文学らしい長編は久しぶりだから最後まで読み通せるかなとか、やや危惧していたが全くの杞憂だった。

1週間ほどの、実に愉しい読書でした。

 

古く著名な貴族の館で、長年にわたって執事を勤め上げてきた初老の紳士。

ふとしたことから長いドライブに出掛ける。

 

今はアメリカ人の手に渡った館の現状。

ジョークを生真面目に考察する姿勢。

長く波乱もありの執事生活の回想。

 

執事のパーソナルな話かと読み始めたのだが、イギリスの近代歴史にもザラリと触れるような奥深さもあって興味が尽きない。

 

翻訳の日本語はとても熟れている。

日本人が普通に日本語で書いた小説、そう言われても納得できそうなくらい。

 

英国の豊かな自然、館にかつてあった英国の偉大なるもの、それらを支えて来た数々の執事たち

メイド達。

パラパラと歴史的に有名な人物も、館を訪れたりする。

 

この小説はグレートブリテンに結実したモノノアワレ、なのかもしれない。

 

形骸化しても歴史ともに輝く栄光と品格。

全うした人生の一方で、欠けて失われる何か。

それでも作者の眼差しは暖かく優しい、あたかも夕陽がおちるのを見守っているように。

派手さもあざとい展開も無いが、読み終えて深い確かなものが伝わる傑作。

とてもよかったです。

 

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

 

 

ヤクザとオイルマネー 石油で250億円稼いだ元経済ヤクザが手口を明かす: 猫組長,渡邉哲也  を読んで

現代、日本の石油流通については安定供給を至上命題として厳密な管理供給体制が出来上がり、国際比較で高値安定にすることにより市場の混乱を無駄に避けるようになっている。

この中、日本の一個人がいかにして石油を買う事が出来たのか?

 

まずツテを頼ってマレーシアに飛ぶ。

そこで初歩的な概況を俯瞰して、次はサウジアラビアに飛ぶ。

 

ここからスポットのホルダーを紹介されるのだが、紛争地帯と国をまたぐことになり地理的にも治安的にも容易く行ける場所ではない。

この当たりから、状況は冒険小説めいてくる。

しかし吹かした自慢話ではなくリアルな突貫であることは、費やした金の具体額と状況の生生しさが裏打ちしている。

旅の途中、イスラム国に入ろうとした数人を目撃する場面は印象的。

 

様々なツテを頼り、人材の数を確保しながら目的地に向かって行く姿は、図らずも現在の石油需給システム全体の強固な排他性を浮かび上がらせる。

それは産油国以外は、大きな国家単位でしか参加できないものなのだ。

その膨大な利潤と、国家政経上の重大性ゆえに。

 

また、日本のカジノ法については対談両者の議論があったり、コナミがいち早くアメリカのカジノ機器に参入、またカジノの銀行的役割、ヤクザのカジノ対応あれこれと、いろいろ語られる。

 

風説の流布』ではない「SNS相場」とか、心の琴線でなく具体的な金銭に響きそうな話題もある。

 

石油は第二のゴールドであり、第二の武器であり、だからこそ直接テロにもつながる。

テロとの戦い』は他人事ではなく世界から身近に迫って来ている。

それに対抗する世界的な法構築が、日本を除いて完成しつつあったという冷や汗物の状況。

世界の現在進行形の危機、その侵食と蔓延と歯止めを伝える割とマトモな一冊。

 

 


リーガルのデザートブーツ

昭和のおわりくらいに買ったもの。もう少し前か。

リーガルのベイシックなローファーが1万円くらいだったころ、その頃で此のデザートブーツは1万五千円くらいだったか。

今はもう、生ゴム靴底のデザートブーツは販売していない、らしい。

 

靴紐の先、棒のように細くまとめられている部分が解れて、使い難くなって箱に入れて片付け、10年以上は放置していた。

放置したことも忘れていて、1年前に大掃除の際に箱を見つけて、箱開けてびっくりでした。

 

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ミンクオイルをたっぷり塗り込んでリフレッシュし、ボチボチと又履き始めた。

柔らかい革と生ゴムで足首まで覆って、寒くなる頃には好いのだけれども、ホントに寒く凍えてくると、生ゴムが固くなってしまう。

 

靴底がまったく曲がらなくなるのだ。

履き始めてしばらくは下駄をはいているようなカツンカツンとした感覚。

ああこれも嫌になって履かなくなったんだと思い出したり、もちろん30分も履いているとやや解れてきて普通になってくるのだが、出勤スタート時点で歩く状況での不快さは見過ごしがたかったのだった。

そんな感じ、おもいだしました。

 

昔に比べて持ち靴のバリエーションもやや増えたし、寒む寒むしくなる前まで履いていればいいとか、そんな今の方向性。

 

靴ひも先は黒ビニルテープで巻いて止めて対処しました。

まあ、気のならない程度の出来です。

 

・・・・・

 

先日久しぶりにデザートブーツの手入れ。

ミンクオイルをベタベタ塗り込めた後、ふと思いついてシュークリームを塗りました。

1日置いてから触ると、とてもいい出来です。

ツルツルシコシコで、プリッとした感じもちょっとあって、瑞々しい革の官能性が、おおげさだがあるようで、思わず笑みがこぼれます。

 

オイルの後のクリームが、好い感じにオイルを皮に馴染ませたのでしょう。

ベタベタ感がない。

まあ、日々の小確幸、というやつです。

 

良い靴を履く、また楽しからずや、・・・でした。

 

 

 

 

少女終末旅行、コミック・アニメ・アンソロジー

 Blogで紹介されていたり、アニメも始まって、これが中々充実していたりだったりで、少女終末旅行コミック 5巻+α 読み終わりでアニメも視聴中。

 

下手なアニメだったらOPもEDも録画だったら飛ばしてしまうが、本作はOPもED、画も音も魅力的。

EDアニメーションなど、コミック作者が線画をフルに造り上げたという驚愕もの。

 

『 文明が崩壊した終末世界。ふたりぼっちになってしまったチトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って広大な廃墟をあてもなくさまよう 』

 

サイエンスフィクションであり、ロードムービーであり、過去に遡及して私達を確かめる物語、でもある。

 

さいしょ読み始めた時は、絵柄が同人誌というかそんな落書きアートめいた、むかしのガロに載っていたような、狭いメンタルの繊細な空想談かと思っていたら、そうではなかった。

 

けっこう太いラインがあって、出逢って別れるキャラも魅力的だった。

地図を作成する中年男性。

飛行機を作って旅立ちたい女性。

水槽を管理し続ける長方角。

ヘビネコは弾丸も火薬もOK?

 

管理機械については、意識の位置づけについてあれこれ考えると面白い。

長方角、ヘビネコ、ろくろ首3d映像、いろいろとあって、管理側でないのもあるが、立場も段階も勝手も違い、でも問い掛けに返事をしたら『人』扱いしても、超広義には間違いではないだろう・・・とか。

 

伏線の笑うほどの露骨さと、ロングスパンの巧妙さ。

地図を無くしたら死ぬとか、会話そのままに展開するのが、それでも絶妙だし、別れに貰ったカメラや拾った?ラジオ、これらが後々意外な拡がりを見せたりする。

 

読み終えてしばらくして、またあのキャラの姿や言葉を聞きたいなと、もう一度巻を最初から捲ったりした。

 

 

アンソロジーでの作者自身コミックにあったように、平行宇宙・パラレルワールドという考えが身近に思えた。

廃墟や、廃線や、無人の都市を飛ぶヒコーキは魅力的。あたかもそんな世界が、今の私たちの平行世界で有るかもしれない、かのように。

 

少女終末旅行 1巻 (バンチコミックス)

少女終末旅行 1巻 (バンチコミックス)

 

  

少女終末旅行 2巻 (バンチコミックス)

少女終末旅行 2巻 (バンチコミックス)

 

 

少女終末旅行 3巻 (バンチコミックス)

少女終末旅行 3巻 (バンチコミックス)

 

 

少女終末旅行 4巻 (バンチコミックス)

少女終末旅行 4巻 (バンチコミックス)

 

  

少女終末旅行 5巻 (バンチコミックス)

少女終末旅行 5巻 (バンチコミックス)

 

 

アンソロジーというより、少女終末旅行の別巻にしても良かったみたいな、上手いマトメ方でした。

 

 

  

 

 

 

タイヤ交換、REGNO GR_XI

何の変哲もない普通自動車にのってるけど、自動車はオイルとタイヤで走る、とかいう箴言だけは覚えていて、オイルの方はずっといいものを使っていたのだが、今回タイヤにもエイヤッと手を出した。

 

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比較的高価なタイヤ。ブリジストン REGNO GR_XI、ネットとか評判がいいのでカーショップで購入、取り付けて貰った。

 

タイヤ音は静かになったのだろうが、そうすると他の音が目立って、そこそこ程度の効果。高級車だったらもっと静音の効果が判かりそう。

 

接地の食い付きが良くなった。

これは阪奈道路の長い下り坂で実感した。

阪奈下るとき、アクセルから足を外し、ハイスピードだがエンジントルクは無く、慣性と落下でタイヤが下に転がって行くだけの走行になるが、直進安定性が明らかに違い、ハンドルを握る手が安心だった。

 

ハンドルのキレがました印象もあった。

タイヤ口径が同じだから気のせいかもしれないが、なんだか僅かに小回りになった気が?

 

車に乗るのがちょっと楽しくなりました。 

 

 レビューの多かったAmazonリンク。

 

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これに値引きアリ。

京都でアニメ映画見る。ラノベ一冊。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12巻

元々のスタイルが人の交わりに参加せず、同調せずに高みの見物で見下して、でも自分の無力さは知っているから流されるままに流されて、自分の脳内と家族と缶コーヒーだけに幸せを求めていた比企谷八幡だった。

 

しかし巻を経て、人との関わりが生まれ、繋がり、遂には『本物が欲しい』と言い、宣言するに至った。

こうなると今までのような、人の裏をかくような立回りや、毒には毒を持って制すみたいな行動も取り難くなる。自他ともにせせら笑うような饒舌も『本物』との均衡を求められることになる。

 

それはシリーズのウリでもあり魅力でもあったものの否定にもなり、多分作者はそうとうに苦慮したのではないかと、かってに推測したりする。

 

この巻において物語が淡々と進み、今までのようなあざとさがない。

作者は軌道修正になんとか成功しているよう。

キャラの活き活きとした姿がそのアカシ。 

 

 

劇場版 響けユーフォニアム 届けたいメロディ。

京阪電車三条駅より徒歩15分、MOVIX京都にて鑑賞。

商店街の一画にある映画館。

一部の上映が、道を隔てた隣ビルでやっているので初回の人は注意。

 

見たいアニメをもう一度見せる、見たい場面を見せる、見たかったように見せる。

 

この塩梅が上手い、さすが京アニ

よくあるアニメダイジェストのように、全部あるけど全部中身が無くスカスカなんてならない。 

久美子と田中アスカに絞った劇場版は、二重丸を付ける出来。

 

田中アスカというキャラが、これが隠し玉にして大本命だったという作品のせいもあるが、

再構成の繋げ方、

大胆な使い回し、

適切で目立たない新カット、

改めて京アニの腕の高さには感服です。

 

みぞれ等の本筋を大きく略しているので、

アスカ邸での背景開示と共感のあと、

校舎裏での久美子の再説得アプローチに対する、アスカの久美子人格への鋭い逆襲が、

これがやや弱くなってしまったのだが、

でも、その後の久美子の再逆襲が森も木も薙ぎ倒すほどの声力?で、心を揺さぶる。 

 

 特典って普通に売られてるんだ・・・高価。

 

 

映画見た後、木屋町の昭和っぽいBarで酒。

年寄りの多いゆるい空気。

サントリーオールド、ジャックダニエルズブロッカ

あてにコンビーフ。

 

飲んだ後に四条通りに出る。

気の抜けた緩い空気のなかから、国際観光都市キョウトの雑踏に紛れ込むと、その落差に軽いカルチャーショック。

 

ジョギング途中の白人女性が信号待ちしてたが、脚や尻のラインが丸出しのタイツを穿いていて、しみじみグローバルだわなぁとか思った次第。

 

寺町通の小さな店でつけ麺。

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7人席程度の狭い店。

若い中国人カップルと私の3人。

 

こういう小さな店が散らばって在るのも京都の魅力か。

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おしまい。

蜜蜂と遠雷  直木賞・2017年本屋大賞受賞、恩田陸

コンクールの出だしからして秀逸。

特異なキャラを背景において、一癖も二癖もありそうなリアルキャラ達を審査員に配置しての進行。

ビッグイベントに突然の衝撃を与える展開は、あれよあれよと読みおわってから、手練れた作家の周到なプロローグだったと、そう思い至るも、読んだ満足感は途切れない。

 

ホント面白いし、安心して読んでいられる。

音楽に疎い人間でも、そこに人としての葛藤・希求・逡巡が確かに在ってグイグイと読ませる。

アニメの、響けユーフォニアムのファンでもすんなりと馴染めそう。

 

小説のリアリズムもあざとさも飛躍も踏まえた文章。

ドラマで言う所のナレーション、小説で物理表現に止まらずに登場人物や雰囲気世界を敷衍する惜しみない地の文章言葉が詰まっている。

 

キャラ設定が絶妙に上手い。

亡き天才音楽家のまさしく秘蔵の弟子を頂点に、

過去に舞台から逃げた元天才少女、

大本命のカリスマ、オーラさえ漂うハイブリッド王子、

普通の生活をしていたが若年の挑戦をこれが最後と舞台に望む会社員、

勃興するアジア勢ピアニスト。

 

この物語で頂点となる音楽は、おそらくは現実にはあり得ないものなのだろうが、各キャラとの関連と相互影響のインパクトのお陰でリアリズムを獲得している。

 

 ネタバレ回避ばかり気にしたら、何言ってるか分からん文章になったか?

 

それはそうとして、Amazonのレビューも結構面白い。

多分クラッシック音楽に詳しくて小説はそれほど読んでない人達が、( 別にそれが悪い訳では勿論無い )、小説的技法・あざとい読ませ方・誇張した見せ方に付いて行けなくて不快感を表明している人が結構いた。

 

ガチで音楽雑誌に載せるような評論解説をしていたら小説にならない、なりにくいと思うのだが、まあこの辺りの感覚の相違は、全く異なるジャンルの芸術表現はそうなるよね、という感じ。

 

実際、もし譜面でなくて短編小説を前において、朗読をピアノでやりますと言ってピアノを弾き始められたら、音楽感性の豊かな人は面白いとおもうかもしれないが、音楽に疎い私などはやっぱりそれ違うよと、そうおもうと思う。

 

蜜蜂と遠雷 (幻冬舎単行本)

蜜蜂と遠雷 (幻冬舎単行本)

 

 

 

和歌山、白浜行

夏の終りに白浜に行った。

友人の車に同乗、友人の会社のツテで、エクシブ白浜一泊という面子にしては贅沢ホテル。

Googleフォトが何故かモノクロにしてくれた。

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半日車に乗っていると、やはりホテル着いたら麦酒。

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テラスも広く取ってある。

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ホテルから下った所にはサファリパーク。

流石に動物は目視できない。

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サファリパークの向こう側、小高い平らな丘は白浜空港。

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温泉に入って汗流す。

麦酒のんでるので軽い目入浴。

ここのホテル紹介してくれた友人は忙しくて、家でも今年は一度も風呂に入ったことがない、シャワーだけ、との事。

広い家も広い風呂もあるのに、である。

ごくろうさまで、お疲れ様です。

翌朝、通しで6時間以上は寝たはずなのに、友人はしばらく起きられなかった。

久しぶりの風呂で疲れが解放されてしまったのだろう。

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和食のコースで突き出し。

昔々の宴会の懐石コースなんてのは、それなりのものがそれなりに出されてきて上手くも不味くもないというのが大抵だったが、時を経てまともなホテルのまともなコースは皆料理が美味いのに驚く。

写真撮ってないが鯛の刺身が出てきて、タイって高価だけど淡泊で魚食べた気がしないとか思っていたら、白身に茶色い粉が少しかかっている。

醤油をフリーズドライしたものです、との事。

マンガみたいな工夫も相当一般的になってるみたい。

面白くて?美味しいとおもえました。

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デザート。

あえてボリュウムを大きく見せようとしない所が、貧乏昭和世代にはリッチでした。

事実まとめてるだけで、量もそこそこありました。

 

翌朝、早朝。

風呂に入る前。

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夜中には、サファリパークの動物が吠える声が聞こえたリしました。

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朝食。

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膳の向こう側にある、白・茶・黄金の三つのガラス鉢はサラダ用で、それぞれ塩・胡麻ドレッシング・オリーブオイル。

和食の朝食もオシャレになったもの。

 

チェックアウトの後、海岸露天の崎の湯へ。

平日昼だったので空いてました。

 

あと、まあ一応観光でもしておこうかと円月島へ。

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道路反対側、崖の地層。

重なってますね。

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帰り高速、サービスエリアの野菜販売所。

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おしまい。

 

 

富田の水 【コック一体式】 20L 南紀白浜

富田の水 【コック一体式】 20L 南紀白浜

 

 

 

映画、ダンケルク。観戦

100分余りの時間は短かった。

戦争映画と言うより、意外にも戦争の空気を描く映画?

そして空気はぶるぶると、ヒリヒリと震えていた。

 

冒頭の海岸場面、何も起こらないのに空気の不穏なこと。

空気が震える前の重く張り詰めたと言うか、敗軍の描写、これがダイナミックでストイック?

もちろんバトルは有るのだが、いつおこるかわからない緊張感。

 

ダンケルク、この映画の大枠、視点は3つ。

 海岸での1週間、

救助船ボートの一日、

戦闘機の1時間。

 

このミックスと、シンクロと追尾が絶妙。

 

救助に向かった船で起こった事故は、平時のモラルと戦時の行動規範の違いについて深い示唆を与える。

そして故に、生と死が複雑に交差している戦時の行動を、単純に部分一部を取り上げて、平和時の基準で裁いてならないと理解る。

老船長の抑えた、それでいて筋の通った演技がみごとでした。

 

戦闘機の場面も良かったです。

計器が壊れたから、友軍機の燃料残をチョークでメモるって臨場感あり過ぎ。

広い画面に小さな飛行機と、その軌跡のライン。

これが良いんですね。

 

緊迫した空気を創り上げる音響の凄さ。

戦争映画がかつてのような勧善懲悪のエンターテイメントから外れて、言っては悪いがそのもののエンタ性にフォーカスしているのは感慨があった。

おもしろかったです。

 

 

DUNKIRK

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1518! イチゴーイチハチ!(4) (相田裕)  読んで。

どうしても同著者のGUNSLINGER GIRLと較べてしまうのだが、と言っても直接似ているところはまるで無いという見事さだが、この4巻を読んで、登場人物の傷について思ったことがあった。

 

ガンスリ義体達は傷を負ってもパーツは移植され、損傷が大きいと四肢部分ごと取替えられる。

記憶は最初にリセットされているし、薬の副作用で今の記憶も徐々に蝕まれる。

 

変わって私達の普通の世界では、人は傷と共に生きなければいけない。

オハナシのような絶叫やドラマがあるわけでも無く、日々淡々と傷を抱えたまま普通に生活している。

 

そんな普通の人生でも、ふとした弾みで傷が顕になったり、一つの傷が誰かの傷になっていたことに気付いたりすることがある。

 

銃撃戦や格闘や謀略がなくても、ひとの心の絶望や喜びはかわらず有り続ける。

むしろ死にゆく子供たちではなく、みんな死んでしまったからこそ、作者は生きつづけて変わりゆき成長する少年少女を描きたかったのだろう。

 

あまりにも淡々と素直な1巻あたりだったけれども、この巻になって人と人の傷が交差し、小さな、しかし力強いドラマが私たちの胸をうつ。

 

終わりと始まり、夢を諦めるその先、そんな話こそ今の私たちにふさわしい読み物ではないだろうか。 

 

1518! イチゴーイチハチ! 3 (ビッグコミックス)

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1518! イチゴーイチハチ! 2 (ビッグコミックス)

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