カタログ誌
通販生活って初めて使ったけど良い品おいてるんだなと、そうおもって日が暫く過ぎたら通販生活からカタログ誌が無料進呈で届いたのだが、これにはちょっと驚くものがあった。
戦争を知らない子供達、の歌詞が表紙を飾っている。
60年代だろうか、あの時代での空想的平和主義の下で反戦歌として成立したし、歌詞自体もイノセントで、今も美しい歌だとおもう。
しかし現在に無理に当てはめ、詩を政治の道具にするのは戴けない。
雑誌の半分がカタログ。
つまり逆に言えば、半分が記事で尚且つ政治がらみのものが多い。
これでカタログ誌と言えるのだろうか?
主張ベクトルは少し違うが、赤旗を雑誌にして半分を通販カタログで埋めた感じ。
クラッシック左翼みたいな反米親中。
内容は、南シナ海は中国でなくアメリカや日本政府に問題あり、という特集。
落合恵子の反政府対談。
瀬戸内寂聴の政治エッセイ。
極めつけは元首相、鳩山由紀夫インタビューで、鳩山さん政治家に復活して頂戴とのヨイショ記事。
これはTwitterで鳩山クソコラグランプリを見た時に匹敵する衝撃だった。
通販誌とは言えない。
会社のポリシーをカタログで主張する、というのは一般にありだろう。
アウトドアウェアのブランド・パタゴニアが20年くらい前だったか、かつて昔はパタゴニアも総合衣料メーカー風に一般衣料、シャツ・セーター・ズボンやステンカラーコートなんか衣類一般を手広く販売していたが、その方針を一変させた。
理由はこうである。
ウェアの生産活動は環境に負荷を与える。
どんなにオーガニックコットンに傾いたりしても、化学薬品を極力減らしても、衣類の生産活動自体は、水や空気や土壌への負荷は避けることができない。
したがって、それでも環境負荷を最低限に減らすためにウェアの生産品目を半分に減らすことにした。
必要最低限、パタゴニアでなければ生産する意味のないウェアに限って生産する、そんな方針転換だったと思う。
より環境に不可の低い選択をする事、製品の半分を削減というは、けっこう衝撃だった。
カタログの最初にそう宣言してあった。
昔は一度リクエストすると、パタゴニアは毎年欠かさずカタログを送ってきたものだった。
通販生活のは、こういうのとは異なる。
カタログはカタログ。
それとは全く別に、ポリシーは政治主張としてカタログに半分入れます。
といった風。
政治ポリシーの強いメーカーといったら、
『おかきの播磨屋本店』の天皇陛下への直訴アッピールとかもあるが
https://www.harimayahonten.co.jp/harimaya2/ecsite/PG010TopPage.act
これも通販生活に比べると可愛く見えてくる。
メディカル枕については先日の通りで訂正も追加もないが、ただ自分の支払った金が鳩山元首相の政治的な一助に、わずかでもなっているかと思うと複雑な気分である。
- 作者: イヴォン・シュイナード,ヴィンセント・スタンリー,井口耕二
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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