映画『マンハント』・・・みた。
冒頭すぐに、田舎酒場のカラオケビデオのような場面が1分ほどあって、ロードショー映画でこれかと、そのアバウトさにはビビりました。
でもここでのカマシ?はあるイミ正解で、全編を通して見る者が試されているような三文芝居が続きます。
でも三文だから面白くないかと言えばそうでなく、笑うところかどうなのかと疑義がありつつ見れます。
ハリウッド監督ジョンウーというよりも、
香港映画界で百戦練磨の仕事職人ジョンウーが、
与えられた題材と予算と時間と企画で、
中国で人気観光スポット大阪で中国の過去大ヒット作のリメイクを造りましたという極めて対東アジアの興行的な作品。
アニメでも無いだろうと思えるクサい脚本には、逆に感心するやら、素直に呆然とするやらです。
素直に良かった面白かったのは、やはり日本ロケとか大阪ロケのシーン。
なかなか見れない角度からの水路光景とか、アクションシーンでは香港スタッフ暴走して好き勝手やって撮ったのではとかの迫力もありました。
元々の原作の小説や日本映画とは、まあ別物です。
それらと比べてどうなのかといえば良いとも悪いとも何とも言えない。
福山雅治が、淡々と仕事をこなしているのは、ある意味で救われます?
映画に高尚な情熱を傾けている人は見ない方がいいでしょうね。