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高見 順の 詩集 死の淵より

青空文庫谷崎潤一郎「春琴抄」、江戸川乱歩二銭銅貨」など登場(ITmedia ニュース) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160101-00000016-zdn_n-sci

 

まだ1作程度でほとんど作業中。

探偵小説作家の大坪砂男は、孫に虚淵玄がいる。

また、高見 順の 詩集 死の淵より がupされてます。

http://www.aozora.gr.jp/

 

詩集 死の淵より。

食道がんになって手術、闘病。

昭和の終わり頃のそれはほぼ死病で、作家の彼は乏しい体力でも書き残せる詩を書く。

 

私は文芸の詩集とかには縁がないタイプなのだが、高見順のこれと千家元麿だけは印象に残っている。

学生の頃読んだ印象は、死を前にした作家の静かでかつ鮮烈な姿だったが、年を経て読み直すと、こちらも年々彼方に近づいてきているので、その諦念と希望と別離の言葉に、改めて感じ入った。

 

子供、学生は活力が有り過ぎて物事がよく見えないことが多いが、自我が不安定なので死に近いし、死を身近に感じられる。

だから子供、学生は簡単に境界を越えてしまう。

 

平易な言葉で死と日常との別離を語った此の詩集は、貴方達の読む価値のあるものだとおもう。

二人の詩集の著者を揚げたが、図らずも死と生の作品になっていた。

 

ソフト・アプリを使って縦書きで読んでもらいたい。

 

詩集死の淵より (講談社文庫)

詩集死の淵より (講談社文庫)