吉野屋で注文。 古書探偵。
ミナミ戎橋の吉野家で牛丼大盛とお新香を食す。
此の店も、この頃は外人客比率が50パーセントくらいあるのでは?
この日も中国人家族客が子連れで7.8人入ってきてメニューを見て声高に注文を検討している。
小さな中国女子が椅子に乗って遊んでいる。
店の人を呼んで注文するのだが、此の店も外人の店員率は高し、店の人の説明を聞くともなしに聴いていると、スパイシーとかエスニックとか言っている。
別の外人客でもそんな感じ。
吉野屋でスパイシーとかエスニックとか、どういう注文になるんだろう?
私は酒に酔った後の〆だったので、具体の注文までは聞き取れなかったが、というか中国人はメニューの指さしだったのだろう、疑問を残して店を後にしました。
難波のブックオフで、災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 文庫 – 2007/7 ジョン ダニング、購入。
定価972円に、510円のシール。
死の蔵書、からはじまった古書探偵の4作目。
このシリーズはいつもBOOKOFFで買っている。
シリーズの性格もあるし、まあいいだろう。
恋人からの依頼で遠くまで事件絡みの本の価値を見に行ってほしい、というのだが、いろいろと恋人との過去の色々がありそうで、その辺は二人ともドライに割り切っているのだが、行って見ると事件の表層がボロボロと剥がれてきて、単純な家庭不和に見えたものが違う形と過去のしがらみも見えてくる。
海外モノだけどスルスルと読める。
本好き古書好きなら猶更。
アメリカの出版事情に詳しくなくても、古本を求めたり希書に群がる生態は良く似たもので面白い。
遠く離れた地に車で長いドライブする場面なども、いかにもアメリカらしい広大な感じで好い。
昔読んだクインのエジプト十字架終盤での車での追跡場面や、同じくクインのシャム双生児冒頭の山林地帯で車が火事に追い込まれて山荘に逃げ込む場面とか思い出した。
元警官で現在は古本屋を営むクリフ・ジェーンウェイは今回はややタフな活躍を見せる。
1冊ごとに趣向も変えて期待を裏切らない、本の厚さが嬉しくなるミステリ、そんな1冊です。
- 作者: ジョンダニング,John Dunning,横山啓明
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/07
- メディア: 文庫
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