バケモノの子 細田守監督 鑑賞
TOHOナンバシネマ。
もうすぐロードショー終わるせいか、上映フロア入口に宣伝ボードも立っていない。
映画冒頭付近、子供が探したり追われたりして路地に入り込み、路に迷えような廊下が続いているように不安な状況は、一気に世界観を納得させる素晴らしい出来。
上映時間中に退屈させることはない。面白かったです。
そのうえで、
バケモノ・役所広司はやや声が丸い。
もっと粗野でドスが効いた声でも良かったのでは。
闇の扱い方が概念的。
物語の延長でなく、闇が在るものとして話を進めるが、オカシイとは言わないが唐突感はあり。
ヒロインとの交流勉学はアニメにしては新鮮だが、それも全体の成長のストーリーとして成り立っているけど、エピソード全部が足算として成功しているが、掛け算相乗の膨らみが大きくなりきれず、全体通した一本の筋のようなインパクトが、私には感じ取りにくかった。
まあ、でも十分面白かったし、またアニメを見たくなる良い作品。
グダグタ言うなら、そんなことも感じたかと。