デザイン 奈良 田中一光氏
夏の暑い時期、戸棚を引っ繰り返していたら古いТシャツが出てきた。
20年以上も前、とおもう、奈良でハーフマラソンがあったときに配布されたТシャツ。
その頃は、ランニングを初めて、少し調子が出てきた具合の頃だった。
現在の奈良マラソンとは少しシステムが異なっているとおもう。
それなりに、奈良県として初めてとか、大会として大規模とかあったような大会で、Тシャツのロゴデザインも、たしか田中一光デザインだった。
最近のオリンピックロゴの佐野某とかの醜態とか、醜態の蔓延とかを見るにつけ、このТシャツ見て思うところがあった。
デザインはシンプル。
〇二つと、墨の二筆らしき太線、それだけ。
これで、いわゆる奈良らしき古都らしき年輪の重なりと、抽象的な筆跡らしき二筆でランナーの躍動感を見事に融合させている。
此れを見てみれば、一見誰にでも創れそうなデザインだけど、実際には田中一光氏にしかできないデザイン。
デザインとはこういうものなんだなと、素人ながら氏に感嘆し、現在の某氏周辺人脈界隈に、改めて呆れてしまった次第。
尚、このデザインはその10年後くらいに長野だったが昼神温泉の一ホテルのロゴに使われていた。
抽象的だからデザインにも汎用性がある。
デザインビジネスって、こんな風に使い廻すというか売っていくんだなと感心したことがあった。
以上、すべて記憶で書いているので、錯誤あれば失礼されたし。