人間ドック、拷問、出口障害、失礼します
数年ぶりに人間ドックに行った。
この数年、家族の看護なんかでバタバタで行く間がなかった。
で、久しぶりにインパクトを感じたのがバリウムによる胃の検査。
炭酸粒飲んで、水飲んでだったか?最後にバリウム溶液をグググッと飲み干す。
決してゲップしないでくださいと無茶な命令がある。
金属製の縦型ベットに乗り込み、ベットが横になる。
滑らないように両手は支え棒を持つ。
胃は絶えずレントゲン照射されるので、そのためにバリウムを拡散させる必要がある。
横になってください。
ベットで一回転してください。
右尻を上げて静止してください。
息を吸って止めてください。
息を吐いて止めてください。
ゲップを無理に止めた食道飽和の苦しい状態で次々と指令が下る。
ちょっとやっていたらゴム球の付いたアームが腹にやってくる。
バリウムを拡げます、とのことでアームが腹を押してグリグリかき回す。
鼻からゲップが出そうになる。
ほとんど拷問で、SМプレイに近い。
頭を下に下げますので落ちないようによく握ってください、と逆さ気味にされる。
体勢の入替、静止、回転、ベッドの稼働は尚も続く。
終了した後は下剤を渡され、たっぷり水を飲むように言われる。
バリウムが体内で固まってしまうので、早く出してしまうためのもの。
今回は終了後3時間くらいの間で3回トイレに行って、白っぽかったので、これで安心したのがマズかった。
下剤を飲んだから反応は早めにあってもおかしくない。
しかし、体内バリウムが数時間で全部排出されるわけがない。
通常食事でも24時間はかかるもの。
便意も止まったこともあり、酒を飲んだら腹も下し気味になるからイイだろと、晩、強い酒を飲み過ぎてしまった。
翌日午前、普通にしていたが、便意があるのに出口から出ない。
出口付近でバリウムが大きく固まっている事を知覚。
アルコールは脱水作用があるから悪く作用した。
30分近く苦闘。
じっとりと汗かいてトイレ退出。
以後二日ほど尻に穴が開いたようで、心もとなかった。
人間ドックのあと酒飲むなら、ビールを嗜み程度に飲むに留めるのが正解でしょう。
失礼いたしました。