エマ (ビームコミックス(ハルタ)) 森 薫 (著)
昔読んだが再読したくなってアマゾンで安いときに購入。
1巻からだと森氏の作画覚醒前の絵なので、ちょっと単調。読むの中断。
しばらくたってから7巻から読み始める。
絵の力もついてきていてグイグイ読ませる。
9巻まで読み切って感銘。
更に3巻から読み直し。
また最終巻まで読了。
ますます感嘆。みごとなメロドラマ。
老若男女を問わない優れた作品。
昔最初に読んだときには、面白いけどヒロインエマへの焦点集中もう一つ効いていないのが不満だった。
しかし今回読み直して、物語の登場人物の個々、その全体の充実ぶりに感嘆して満足至極でした。
エレノアが登場以後、どんどんきれいになっていく。
地味なエマとの対照的。
美貌と家系では物語表世界のヒロイン。
エレノアとハシムガールズ3人の深夜遭遇など本筋外なれど絶品の出来。
読み直してよかった。
初読でつかみ切れなかった作品の真価に触れることが出来ました。
ああそれから、全部読んだと思っていたけど、10巻を読んでいなかったか事が判明。
さいごの10巻、これは見事なハッピーエンドで、もう満腹で余すところのない作品でした。
ありそうで中々ない『幸せの物語』でした。
1巻と10巻の画力差を楽しむ、という読み方もあり。