12 モーレツ終戦工作、(14) 古都内乱編 (上)

ミニスカ宇宙海賊 12 モーレツ終戦工作

前作時間海賊の完結編。

タイムトラベルは過去にできるだけ干渉しないものであるが、今回は事情により全面介入しなければならなくなってしまった。

その秘密裏にであるのだが全面介入というものが面白い

また今回の面白さのもう一つが議論と交渉。

交渉話し合いの中で、例えば質問に何も答えない、そういう場面がよく出来ていた。

グリュンヒルデ姫が質問に黙ってしまうけど別に不利ではないとか、そんな場面が非常に魅力的でありました。

銀河帝国銀行座とか、前作の伏線回収も中々見事でした。

とても楽しめました。

京都篇とは言うものの、奈良周辺の場面が多い。

未来の話で現実の観光案内にはならないけど春日大社の周辺の小さな神社、古代に大社に統合される前の社を祭っている辺りがあって、小説でこのあたりの小道を舞台とした場面がある。

この辺は個人的にもよく行ったことがある場所で、大社のような押し出しはないけどひっそりとした感じが非常に気にいってる場所なので、其処が舞台となってうれしい。

この物語の本質というか本筋は、非常に淡々と物語現実を進めていくもの。

話の遊びは、詳細な書き込みの中や日常人間関係の中にあります。

初めの方で、深雪がお兄様の下着のことで彼女自らの変態性について疑義する所など良かったです。

横浜騒乱編(上) 魔法劣等生〈6〉

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