魔法科高校の劣等生
アニメや原作で今、わりと堅実に楽しんでいるのが『魔法科高校の劣等生』
何がイイかといえば地味なところというのか、捻り過ぎないストレートさをちゃんと生かしているところなんですね。
アニメよりは原作が多分そう。
アニメの1.2話見て興味出て原作に当ったのだけれど、ふんふんほいほいと刊行分全部読了してしまった。
アニメではあまり触れていないが原作では説明してるからネタバレでないと思うけど、第3次大戦後の世界で、世界は魔法によって軍事バランスは一変し、社会も魔法家系と能力によって第4権力的に大きく変わっている。
日本も大戦によって近隣大国によって侵略行為を受け、退けている。
主人公は四葉直系で軍人身分も持つが、事情があって其れを秘して妹のために学生生活を送る。
シンプルというのは主人公が強いこと。
よくあるコミックアニメのは、主人公が対戦ごとに死闘を繰り返していくというパターンだけど、実際に強いキャラというのは少々の曲折はあっても、何10戦連続KOみたいな白ける強さがあるもの。
そんな所をうまく場所と時を選んで小出しにしてる点とか。
原作で驚くのは魔法原理に対する説明の詳細さ徹底さ。
相当なボリュームを魔法解説に割いている。
此れがシンプルな展開に十二分な裏打ちを与えて物語的リアリティを与えている。
リアルっていったら危機に対して、ちゃんと軍隊が出動する事。
よくあったようなアニメでは地域住民を退避させる怪獣進行のような事態でも、富豪お嬢様とメイド隊で対処するってのもあったけど、それはそれで面白いけど、普通地域壊滅的な危機にはそんなのや単身ではなくて軍隊が出るでしょとか、つまらない突っ込みだけど、そんな大枠を常識的に書いているのが馴染みやすかったところでもあった。
この辺、日本に侵略うんぬんも、ややボカシテいるがストレートに書いているので、アニメ海外評など知りたかったが、直接言及ではなくて原作アフェリエイト説明だけど面白かったので丸々引用です。
『 魔法科高校の劣等生はアニメ放映開始前は 「中国が周辺諸国を侵略している設定らしい」 という情報が一人歩きして炎上していましたが、放映開始後はアニメのクオリティの高さとその俺TUEEEの突き抜けぶりに、中二病及びネタの方向から注目が集まるようになってきているそうです。
ちなみに原作のラノベの方はイベントなどで大っぴらに売るのはまだ厳しいようですが、天聞角川の公式通販やamazon等では一応取り扱いが復活している模様です。
相変わらず作品の周囲はゴタゴタしていますが、なんだかんだで4月屈指の話題作になっていますね。 』
元サイト http://blog.livedoor.jp/kashikou/
「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む
と言っても、リアル戦争ものではなく、その基礎は踏まえているということで、ちゃんとラノベお約束の、妹、生徒会長、ハーレムとかもやってくれて、横浜騒乱でミリタリ色が強くなったのを、その後ラノベ的展開に力を入れて補正してる点もある。
妹との夫婦漫才?も円熟して来てるし、最近のアニメラノベは意外な展開を狙いすぎていて飽き飽きしてるとか、そんな人にはいいかもの作品、とおもいます。
それから『劣等生』だけど、僕は友達が少ないの『友達』のような題名詐欺のようなもので、『劣等生』に過剰な思い入れがある人は注意して読まれたし。
- 作者: 佐島勤,石田可奈
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2011/07/08
- メディア: 文庫
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横浜騒乱編(上) 魔法 劣等生〈6〉
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12 モーレツ終戦工作、(14) 古都内乱編 (上)
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