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アナと雪の女王 観てきた

 

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最初からドラマは進む。

幼い姉妹に起きたトラブルは、姉妹を明暗に別けてしまうのだが、日本ドラマのように湿っぽくならず、ダイナミックにテンポよく進んでいのが、イイ意味でアメリカン。

でも、雪だるまつくろー♬、のフレーズが年を経るごとに意味が変わっていくさまなども、上手い。

 

この映画で改めて気づいたが、ドアをバタンバタンとと急に閉めるような、そんなテンポの良さ速さ、これは日本アニメには無いもの。

 

氷の魔法を縦横無尽に使い始める 「Let It Go」 歌唱の場面、テレビや映画前宣伝でフルに流されているけど、これクライマックスだと思っていたが、そうではなくて中盤あたりであった。

これもそうなんだけど、テンプレート展開というか、お約束とかお決まりの展開を微妙にずらした脚本は、大作アニメであるだけに、とても新鮮。

 

CGアニメの充実、確定、安心ぶりは、もう大したもの。

はじめあたりでは、初めてのダンスパーティーを迎えて心浮かれるアナが、城内を踊りまわって、絵の飾られた室内で、絵の場面のマネをしたりする場面は、序盤らしい躍動感に満ちていて、観ていて思わず微笑んでしまう。

 

見どころは何といっても、雪と氷の場面。

 

城の前に入江があり、更に向こうに山岳を配置しているのだが。

様々な場所やシーンで、雪と氷の魔法を見せてくれるのは、圧巻。

 

山の吹雪、積雪、氷、氷柱、

氷板の青暗い深い色、雪の結晶、氷結の緊張、雪庇、

凍り付いた海、氷上のブリザード、その中で失う距離感、ダイヤモンドダスト

 

ホント素晴らしいエンターテインメントで、日本もクールジャパンとか鼻にかけている場合ではないとか思ったほど。

アニメファンで、もしまだ見ていないなら、予備知識なしで直ぐに映画館直行して必見の作品。

アニファンでなくとも、きっと楽しめるだろう安定と信頼感は、流石のディズニープロダクションの本気作品。

 

長い上映時間を飽きさせないし、私はもう一度二度、観たい、と思いました。