銀の匙(2) #10 夢 アニメ
親子家族とか、先輩、学友、女の子。
いろんな人間関係に真摯にぶつかる八軒こそがドラマ。
あえて言うのだが、そう立ち向かわせるに至った、八軒と父親の断絶があったから、あそこまで八軒は人に誠実になれたのだ。
もしも今までの人間関係に信頼と温もりがあったなら、新しい関係に身を捨てて飛び込むにはもっと躊躇したに違いない。
今までの人間関係とのバランスを取りたくなるのだ。
人は結構保守的なものだとおもう。
絶望があったから大きな一歩を踏み出せた。
身を捨てた、全身を傾けた八軒の言葉と行動が御影と家族を動かす。
これが誠実というものだろう。
こうして 9話 10話と見ていると、いつも見ていたOPや EDに流れるキャラの表情が、なにか違って見えてくる。
最近のストーリー経過を含んだ表情になったような、実際は最初から絵は変っていないだろうに、そんな風に見えてくる。
これが良いアニメでなくて何なのだろうか。