ローソンへの長い道のり
用事が出来たのが少しと、雪中行軍への興味本位半分で、雪の中ローソンに行くことになった。
歩いて片道20分。
奈良は街中でも、こんな具合にコンビニから離れた所が多いから嫌になるが仕方が無い。
携帯用パタゴニア防水房風ウェアを着る。
インナーは迷ったけど、ヒートテック2枚穿いていたのでズボンは脱いで、その上直にパタゴニア。
上半身はコート等は着用せずにセーターの上にパタゴニア。
風が無い事、温度も氷点下でないこと、長く歩くと暑く成る、歩くとか身体を動かしやすいと判断してのこと。
外に出る。
前の途は車通りがほとんど無いので、靴をボコボコ雪に埋らせて歩く。
靴は朝から履いてるハイカットの簡易登山靴。
車道に出ると雪はグズグズになっている。
行進を続ける。
途中に坂があったが、広い歩道の所で、若奥様二人が子供二人を橇遊びさせていた。
人がよく歩いている所を歩くと雪に足を取られないのだが、場所によっては雪が溶けてしまっていて、裾に水がまとわりつき始める。
パタゴニアウェアといっても、20年以上昔の廃棄処分寸前のものなので、水を弾くことはなく、はずみで靴の中に水が浸みこみかねない。
やや雪の多い所を歩く。
固い路面ではなくボコボコ凸凹した雪上の歩行感触。
息が上がったところでローソン着。
客は一人だけいた。
店員は真面目に、唐揚げいかがですかー、とか声を上げる。
食糧を少し買い込み帰途に着く。
帰り道半ばで暑く成って来た。
帰ったところが前の道を雪掻きしている人がいたので、食糧を置いておいて道路雪掻きを手伝う。
今は良くても、放置すれば道が凍結する可能性がある。
雪は結構重い。
完全に汗をかく。
肌着を変えたくなった。
村上春樹氏の言葉に文化的雪掻き、という言葉があったのを思い出す。
いずれにしても楽ではない。
いろいろ大変な一日でした