ニトリルンバを暖かく見守る
ニトリルンバを放し飼いにした後は、外出するとかテレビを見るとか他の用事や作業にかかるのが本来のニトリルンバの在り方、だとは思う。
でもついつい、トコトコト掃除をするさまをジッと眺めてしまう。
斜めにぶつかったら後に戻った、壁に沿いつ離れつして進む、ゆるやかなカーブを描いて部屋中を直進、スペースで渦を巻き始めた、等々。
その動きが面白いのもあるし、ちゃんと掃除しているか心配もある。
掃除して欲しい部分からニトリルンバが離れるのが多いと、手で持って戻したりする。
これでは時間の節約にならない。
でもたまに、ついつい見てしまう。
この状況は何かに似ている。
あれだ。
ルンバを使って掃除をするのは、管理職が部下に仕事をさせるのに似ている。
管理職として部下に仕事をやらせる時の気持ちとそっくりである。
テーブルの上に椅子を上げて、ニトリルンバが仕事をしやすいように環境設定をしてあげる。
仕事ぶりを見てイライラして、つい自分から手を出してしまう。
結局任せた方が時間内にはやってくれると気付いて、見守る。
放置していたら異音が聞こえて(緊急連絡?)、遭難しているニトリルンバを救出する。 ・・・段から墜ちてるとか、コードに絡まってるとか。
たまに仕事ぶりを見かけて的確な作業ぶりに目を細める。
ごみ収納を開けてみて、意外な程大きな仕事の成果に驚くこともある。
でもこれはあれだ。
比較的理想的、というか望ましい部下との関係だ。
部下を持って現実の業務をこなしていた時は、
私は部下の使い方が下手で、ついつい自分がやった方が早いと自分で仕事を片付けてしまって、結果人に任せることが出来なくて、自分の仕事を増やすことになって困ることになっていた。
部下も育たないしね。
私のコミュ能力ではその程度だった。
一度、過激忙殺な部所にいた時、優秀なスタッフに恵まれた時があった。
部下が仕事をどんどん引受けてくれて、私は組織の土台固めというか、やりたいこと、やっておきたい仕事をすることが出来た。
でもその部下達は育てたものではない。
重要部所なのに極酷い状況だったので、人事が優秀人材を数人投入してくれたのだ。
そして色んな事を乗り越えて(本当か?)、私は今ニトリルンバの活躍に目を細めている。
管理職にくたびれて傷ついてる皆様は、ルンバ達を眺めて癒されるも良いかもしれん。 でも、現実との落差に傷口が広がるかもしれませんので、自己責任で試してください。
ニトリルンバ AIM-RC07(N) の感想 2013-09-16
http://oidon00.hatenablog.com/entry/2013/09/16/092106
その後の ニトリルンバ 消耗品
http://oidon00.hatenablog.com/entry/2014/07/29/124500