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oidon00のブログ

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外国人アニメ評 アリゾナ老人 ARIA

アリゾナの荒涼とした地を背景に、老人が画面に向かって歩いて来る。

老人は画面の私達に挨拶をして、アニメ作品について語り出す。

ディスクが機械に挿入され、老人が語り始める。

その語り口は洗練されていてスムーズ。

軽い皮肉を交えても、老人のアニメに対する好意は疑う余地は無い。

語りを文章にすれば、そのままタイムズやニューズウィークに掲載されて可笑しくないもの。

おそらくアメリカの活字メディアで長く仕事をしていた人物なのだろう。

結構辛口批評だが、自分が見て楽しんだ事を言わない様な知的非正直な人物でもない。

 

老人の批評で、私が驚いた作品があった。

ARIA_The_ORIGINATION

アリアの最期の作品についての評だった。

なにが驚いたかと云うと、結構辛口な老人が、あまりない満点の5評価を出したことだ。

ARIA_The_ORIGINATION が素晴しいのは、その通りだし、高評価で驚きはしないが、日本のアニメ全体を通して、ベストに近い評価を与えた事に驚愕してしまったのだ。

それがなにか、近代的知性とか、西洋的知性にそぐわないような気がした

 

アリゾナのじいさん「ARIA The ORIGINATION」を語る(字幕) (9:43)

#sm11936750  http://nico.ms/sm11936750

 

私は何に驚いたのか、

ああいう優しい世界が外人にも分かるんだ、と。

脳天気とか空想的とかで拒否感と違和感で冷笑するのではなく、このアニメが戦場に配布されれば戦争は無くなるのではないか、と老人は素直にと感動している。

考えてみれば不思議ではない。

ジョンレノンのイマジンを聞いて、世界の人は国境がなくなれば平和が来る、と素直に空想したではないか。

 

1期2期のアリアは原作絵の瞬間の鮮烈さ、そんなインパクトを生かし切れていない。やや冗長すぎる、とか思うところもあったが、この3期ではそんなのは全く気にならない。

1期2期の世界が完成に向かって静かに収束して、花を開く。

異世界といえども、ゆったりとした日常物なのに、そんなに大きなドラマもアクションも無いのに、ARIA The ORIGINATIONを見終わった時の充足感は、やはり癒しといわれるものだろう。

 

私はアリゾナ老人の、その評価のそのままの素直さに、驚いたのだ。

感動して賛辞を送りながらも、心の奥で脳天気とか空想的とかで冷笑していたのは私だったのだ

 

ARIA THE ORIGINATION DVD-BOX(初回限定生産)

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