oidon00のブログ

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攻殻Arise それと アンドロイドは電気羊の夢をみるか

Ghost in the Shell Arise 01 Ghost Pain

よくできた、まぎれもない攻殻の1作。

気合いの入り過ぎないアニメ。芸術臭くも無い。

 

場所のロケーションモデルは大阪だろう。ミナミ道頓堀付近、淀屋橋川沿い辺りが特定できそうだし、大阪らしい匂いもある。

ただし、映像美にこだわっている訳ではない

また、カニやグリコがある訳でもない。そんなランドマークは意図的に外している。

 

萌そうなキャラも登場するのだが、決して萌えることは無い。

そんなところが攻殻らしい。

例外はタチコマ

 次作が楽しみ

 

たまたま同じ時期に読んでいた 『アンドロイドは電気羊の夢をみるか/フィリップ・K・ディック』なのだが、その現代性に驚いてしまった。

古典なのに現代性があるというレベルでは無くて、現在の物語そのものなのだ。

自分は果して自分なのか、という攻殻にもシンクロしたテーマは、実際は攻殻K・ディックの下流にあたるのだろうけど、人間の根源的な問いにもつながり、それを哲学ではなくストーリーに昇華させて滑らかに留まらない。

これは凄いです

物語の結論や結果ではなく、物語の右へ左への軌跡、もしくはキャラ達の揺れ動く言葉こそが凄いのだ。

 

SF映画「ブレードランナー」の原作らしいけど、映画の方は昔見たけど、もうはっきりと覚えていない。みた所は梅田の大毎地下劇場だったか。

うどんフォーぐらいはおぼえてるが、でも原作と映画が相当違うことは解るので、もう一度映画も見てみたい。

  

是非そうおもった

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

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ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]

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