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とある科学の超電磁砲S #16 姉妹

エンドクレジットに、とある科学の超電磁砲Sisters End、とあった事(SはこのSらしい)sisters編が2クールで16話使う変則的配分を敢て行っている事、それらから分かるように、今期のレールガンはsisters編を映像化することが目的だったのでしょう。

 

それは見事な成功で、16話かけて私達は素晴しい物語を楽しむことが出来ました。

へたをすると超能力者ほのぼの日常物にも見えかねない1期レールガン、1期はバトルがあってもアニメっぽい軽さから食み出すことは無く、またそれが魅力だったのだけれど、2期においてはミサカの感情の凄まじいインパクトを描き、その重さは見ている者の息を呑ませるものでした。

 

この成功は困難なものだったと思います。

1万人のクローンが街中の路地で日々殺し合いをしているという荒唐無稽な設定は、如何にアニメだとは言え、視聴者を白けさせるのが普通です。

小説やコミックと違ってアニメは、より現実感が浮き彫りなってしまいます。

 

それをこの#16 姉妹、にまで持ってこれたのは、禁書のsisters編失敗?、レールガン1期の冗長にも見える基本設定の基礎固め効果、これらや他多くの事柄があって初めて為し得たモノでしょう。

 

#16 姉妹 において話は終焉を迎え、ゆっくりと日常に着地しておわります。

このあたりのミサカ妹の言葉とか、アニメオリジナルの自販機ラストも、静かに余韻を残して、些細な感情が胸に何時までも残るようで、すばらしかったです

  

17話以降がお気楽日常サイキックアニメでも、特に文句を言うつもりは有りません。