ちはやふる、もしくは脳内アニメ化による鑑賞劣化補正
アニメちはやふる の団体戦決勝で思ったより大きく感動できなかった。でもそれは多分こちらのせいだろう、という話。
原作コミックを読んで団体戦決勝は本当に感動した。
感心することが多々ある原作コミックなのだが、それでもクライマックスと思えたほど。
千早が目覚めて気付く辺りは戦慄するほど巧い、と思って幾度も読み直した。
その挙句は、後の個人戦はもう一つの出来だなとか思っていた。
今回アニメを見て気になって、もう一度そのアニメ放送分辺りから現20巻まで再読したのだが、個人戦も好いじゃないか、自分は何を読んでたのか好きな作品なのに、と印象の違いにびっくりしてしまった。
コミックちはやふるの団体戦決勝については余りに気に入っていたので、アニメを見る前に多分に脳内アニメ化されていた。
千早が目覚める場面は眼むそうな声を入れて、遠くから潮騒の声が聞こえるように周囲の音が段々大きくなってきて、千早の眼の焦点があって二人の姿が映って・・・とか、書いてみると部分的に異様に細かいアニメ化が自分の脳内でなされていた。
それで、その通りのアニメ化が放送されなかったから残念であると、そういう気持ちでした。
まあでもこれは、こんな批判に全く妥当な所が無いとは言えないが、自分の意見だし、でもその通りのアレンジでアニメが放送され無いからと言って批判するのも大人げないなと、自分で反省です、はい。
で、その後の個人戦についても、やはり団体戦のような感じではないという感覚理由で、凄いバイアスがかかって正当に評価する事が出来なかった(鑑賞の劣化補正)。
気に入り過ぎるのも考えものだと、もしくは、何時になっても私の読解力は乏しいままかと、溜息をついた次第でした
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ああ、それとは別に20巻。
自分になるために、との言葉。この辺りのサブキャラが突然舞台中央に立って主役を張る感じは、とても良い。
コミックレールガンの8巻もそうだったけど、こういう事をされると、作者は本当にキャラを愛情込めて描いているなと思えてくる。すばらしいです
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