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西尾維新大辞展、みてきた。

西尾維新大辞展大阪会場は、8月21日まで大丸心斎橋店14階イベントスペースで開催中、であるらしかったが、混雑してるとの事だったので忘れていたが、たまたま先日の夕方の五時前に大丸あたりに居たので、受付Informationに聞いてみた。

 

14階の催物は今空いてますか?

パソコンでお姉さんが調べた画面見ると、現在整理券の発行なし、とのこと。

行って見た。

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入場券1300円、けっこう高価。

壁、画面、ボードに拡大イラストとかあり。

極たまに書下ろし絵もあったりで、音声と動画がちらほらのスペースもありの状況。

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アニメや小説見てる人には、それなりに見応えある仕様になっているのだが、私はその時猛暑の夕方、早く酒飲みたい身体態勢に突入してしまっていたので、流しエツラン気味でした。 

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写真撮影不可のところが多かったが、撮影可のあたりをバシャバシャ。

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落ち着いて観たかったけど、行列並ぶのも嫌だしと難しい所。

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早足の流し見気味でしたが、あとは酒飲みながら写真みたり、でした。

こうも暑くなければねえ。

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買った。ソニー SONY ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン MDR-1000X。

前からワイヤレスヘッドフォンが欲しいと思っていたが、5年ほど前に失敗している。
6000円くらいの中小メーカー製のワイヤレスヘッドフォンをアマゾン購入したのだが、音が上手くつながらない。

なかなか反応しないし、つながっても直ぐ途切れたリ、ブツブツの接続状況。
アマのレビューにはそんな例は見当たらなかったが、ともかくこれでは逝かんと、返品することにした。


10数年アマゾン使っているが、初めての返品。
返品用のシートを印刷して貼り付けて、送料相手負担で〒しました。
特に何もなくスムーズな返品でした。

 

それもありちょっと面倒かなとかの気分もあって、しばらく各製品のレビュー様子見していたのだが、今回満を持して?MDR-1000X購入。
どうせ買うならノイズキャンセルでしょ、しかしSonyはバイオpcで懲りたしなぁ、でも評判上々みたいなのでSonyでもいいかエイヤッ、とクリック。

 

Amazon自社が新品出品というのをクリックしたのだが、これは安かったけどMDR-1000X納品まで15日かかった。

安く仕入れる手間暇が日数にたっぷり反映したか?

 

コンビニ受取で早朝受取。
翌日開封。
取り出す。

MDR-1000Xのプラスチックの肌触り、伸縮折り曲げの感触、印象として柔らかい。
凹むわけでは無いのだが、表面も可動部も、確かな造りを精密と繊細で覆っている感じ。

 

説明書よく見ながら駆動。
アイフォンやアンドロイドへの接続は書いてあったが、win10についてはネット参照とあった。
ネットは見なかったが、MDR-1000Xを接続状態にして、win10のBluetoothの追加、をクリックすると、直ぐに捕えて設定完了。

 

音を聞く。
動画を再生する。


最初かんじが良く判らない。
接続は順調、しかし音が籠っている?いやそうではないが印象が違う、ボリュウムの問題もあるが、音の印象が小さくてクリア??

それぞれ音の遠近感が際立っている。


あっと気づいたのがノイズキャンセルの効果。
ノイズキャンセルした後で流れる音はよりクリアに聴こえる、みたいな。

音楽の音、動画の音、ストリームの音声、今までのヘッドフォンと随分印象が違うが、へーこうなんだと聴いていると十分な納得と満足はあった。

 

ノイズキャンセルはオプティマイザー起動後はパワーアップされる。
私は普段外で音楽は聴かないが、これなら一度外で使って効果を確かめたい、と思った次第。

 

で、言うまでも無く首が楽。
コードに頭が繋がってないので随分に自由。

好い買い物しました。 

 

冷やしラーメン

連日の35度以上の猛暑で、37度があったりしてと、身も心もヨレヨレになっているところ、心の襞にも気温の影響はあるのか、微妙にイライラした気分が身体に蔓延しているかのようで、時間の余裕があっても何だか落ち着かない。

 

旨いものでも食べておこうと、車を走らせラーメン店へ。 

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冷やしラーメン、850円。

混んでたせいか注文してから20分弱の待ち時間、まあ麺やスープを冷やすのにも時間がかかるのかもしれん。

 

尾道ラーメンのような平打ち麺、つるつるとしたストレートな食感。

冷たくても柔らかいチャーシューは厚みもあり。

冷たい醤油味のスープは啜ってみると脂のコク、それと角の取れた醤油のまろみ。

 

うまい・つめたいが腹の中にズルズルつるつると納まってくると、日々のイライラがそこはかとなく癒されけるような慰められるような。

 

ちょっと高価とは言え、それなりの金を出したらそれなりの美味いものを食させてくれるというのは有り難いもの。

外食不毛の地奈良でも、ラーメン店はボチボチの充実し始めた。

 

食欲もないから、並の850円でいいだろうと思っていたが、食べ終わると大盛1000円にしておけばよかったと後悔。

でもまあ気分よく店を後にしました。

 


 

ラーメン家 みつ葉 the second 、最近の新店

奈良のラーメン屋といえば、一般的に所在が拡散していて、都市のように繁華街に集まってると言うのでもなく、広域で点在気味。

そこで駐車場の有無や道路交通量のアクセスがキーとなっている。

この店も法隆寺の近く、のどかな所にポツンとあるが、アクセスは良い。

 

駐車場7`8台分スペース有り。

でも、スペースを相当に工夫しているので、入口を少し通り過ごし、それからバックで入れるのが良さそう。

 

豚KICHIしょうゆチャーシュー麺。1000円

麺の大盛でも同料金。

 

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こってリだがクリーミー。

一口二口目の泡泡した感触は新鮮。

 

麺もスープも腹の底に届く、しっかり感ありだが、重くはない。

奥深い鉢は汁を飛ばさない。

チャーシューも厚み柔らかさ申し分なし。

 

オープンして一ヶ月経ったが、はやってますね。

11時5分ごろ着いたが、店内は5,6人の入り。

帰る頃には満席。待ちが3,4人。

 

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・・・・かんけいないがこの店、カップ麺も出している。

一度食したが、所定の給湯と待ち時間を費やしたが、麺が解れにくかった。

従って食べづらく、次も買おうとは思わなかった。

 

http://oidon00.hatenablog.com/entry/2017/03/12/083209

http://oidon00.hatenablog.com/entry/2017/02/26/082933

http://oidon00.hatenablog.com/entry/2015/03/27/212212

 http://oidon00.hatenablog.com/entry/2014/08/19/120234

http://oidon00.hatenablog.com/entry/2014/07/25/205550

http://oidon00.hatenablog.com/entry/2014/03/11/204507

 

 

夜明け告げるルーのうた。  監督・湯浅政明

大阪なんば、シネマート心斎橋、こんなところ--- アメリカ村ビッグステップの4階に映画館あるって知らなかった。

そこそこ小箱だが十分な広さ。

建物自体がそこそこ新しいので、昭和の映画館のような狭い椅子に苦しむことはない。

 

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京都の伊根にモデルを取った豊かな地方色、それが監督特有の奔放でダイナミックな想像力と合わさって、水中の広がりを立体的な空間のボリュウムを取り込んだ。

99パーセントの傑作。

 

中頃くらいまでのローカルな叙情とファンタジーの交差は鮮やかな印象を残す。

 

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もし、脚本をギリギリにまで絞り込む時間と余裕があれば、作品としてポニョを越えることもあり得た?

 

終盤はアニメパワーを振り回して見応えはあったのだが、やや抑えが効かなかった混沌と言うか良し悪しもあった。

 

善悪なのか事件なのか、敵キャラ的な運びもやや粗い筋はこび。

混沌で振り回してみせる監督の至藝は認めるにしても。

でも、最初から最後までずっと愉しめる映画でした。

 

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あと1週間くらいはシネマート心斎橋で上映しているよう。

 

一割入りくらいのガラガラでしたので、夏休み混雑避けにもオススメ。

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京都丹後半島の舟屋の里 伊根町にある 蔵元むかい

 

 

 

春日大社の散策、奈良公園。

歴史云々ではなくて、軽い運動、散歩目的。

最近ずっと暑いし、外に出るのも億劫、ましてや体を動かすなどホント面倒になってきて、暇があってもクーラーかけて読書三昧か録画消化、アニメ視聴にばかりに時間を費やす。

じっとしていればじっとしているで、身体が凝るような気分がうっとしいような感じもありで、エイやと外出。

家の近所ウロウロしても気分は晴れないので、奈良公園まで散歩出張。

 

車をJR奈良駅ちかくの駐車場にとめる。

朝8時前か。

日差しは強い。

奈良公園までの直線歩道が白くて暑い。

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観光客の引き摺るカートの音、おおきく響く。

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猿沢の池近くから、公園木立の日陰が歩道にかかりだす。

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大社一ノ門。

縮尺わかりづらいけど、ソートーに広くて長い道。

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門の近くに佇む鹿。

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直線の大道でなく脇の公園道を歩む。

 

公園内の料理旅館。

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売店の前の鹿。

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神域の原生林に入ると、空が明るくても薄暗い。

カメラで撮ると明るいが、実際はほの暗さがあった。

 

かいた汗がひんやりする。

歩くのが苦で無くなる。

林の道から参道に戻る。朝なので人はまばら。

伊勢神宮ほどではないが堂々たる巨木が空を突く。

 

子連れの鹿を写真に撮ろうとして、タブレット構えたら親鹿が微妙に小鹿を背後隠していた。

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人慣れしている鹿といえども、本能的な反射行動か。

 

春日大社本殿近くまで来て、右のみちに折れる。

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原生林の小路が疎らに走っている。

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すずやかな路をそこそこ歩くと、小さい神社がポツポツ並ぶ小道に至る。

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奈良時代、平城のはじめ、春日大社に統合された小さな社の数々。

 

 遥拝所跡、なんてのもあり。

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真言密教空海護摩壇跡、こんなのが神社にあるといのも面白い。

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江戸明治の神仏習合の遥か前、いにしえの事。

 

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突き当りには立ち入り禁止の立て札と柵。

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10年ほど前には無かったと思うが、入れるような感じではなかった。

おそらく山の上に向って廃道があるのだとおもう。

 

ゆるゆると下って春日大社 兼 公園域を出る。

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志賀直哉邸跡の横を通って道を戻る。

この辺で1時間と少しぐらい歩いたが、運動不足のためへばって来る。

公園の外なので、日差しも当たるようなって、バテバテ。

 

駅近くの珈琲館。

トーストモーニングとブレンドデキャンタ。

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珈琲でデキャンタとは珍しい。2杯分あり。

〆て600円。

タップリ有りました。

満足。

足の指がやや痛い。

 

車で帰路につく。

10時半ごろ、そろそろ幹線道路が混み始めていた。

家でシャワー浴びて洗濯、そして昼寝。

また行きたい散策でした。

おしまい。

 

 

 

 

タニタ食堂の金芽米 (無洗米) 4.5kg、を買って、炊いて、食べた。

カンブリア宮殿だったか。

テレビの情報特番で取り上げていたので、買ってみた。

近隣のスーパーで探したが、二つのスーパーでは売っていなかった。

 

関西ローカルのスーパー、オークワの1店舗で売っていた。

Amazonより安い1900円。

 

美味しさはこう。

淡麗な美味しさではなくて、豊穣な美味しさ。

微妙なものだけど、強いて言えばそう。

 

味、それより前の以前の、強いて強いて言えば、だしが効いているかのような、豊かな成長軌跡が残っているかのような、そんな美味しさ。

 

買ってみる価値はあると思うし、私は次もこれを買う。 

 

【精米】タニタ食堂の金芽米 (無洗米/ブレンド米) 平成28年産 4.5kg

【精米】タニタ食堂の金芽米 (無洗米/ブレンド米) 平成28年産 4.5kg

 

 

 

 

貴族探偵。テレビdrama

本格推理で笑いもあって、でも冗長に流れない。

普段テレビで見るものと言ったら、特集ものとか深夜アニメだけだけど、こういう面白いものを実写ドラマで作られると、アニメも敵わないなぁ。

 

画面一枚絵に緩みがない、テンポの良さ、歯切れのいい省略、よく出来た脚本と原作、久しぶりの本格推理の香りに、久しぶりに本格推理そのものを読みたくなって、クイーンのオランダ靴の謎など読んでみたりし、改めて本格推理の魅力に思いを馳せたりした。

 

チェスタトンのような理詰めで弾けたトリック、時間の密室・糸の密室etc etc・・

 

松重豊とか中山美穂とかのクラスを余裕で脇に固める贅沢さ。

2人に並ぶ滝藤賢一って初めて知る俳優だけど、愉し気に濃厚に遊び演じる松重と中山の間に立って、涼し気な佇まいを軽く見せる良い俳優。

 

きわものめいた作りと見掛けであっても、骨太でロングレンジの構築は飽きや白けとは無縁で、コメディがジワジワとシリアスに滲むスリルも味わえる。

伏線の巧みで周到ぶりと言ったら、まさに本格クラス。

 

久しぶりに楽しめたドラマ。

絶賛お勧めです。

あと数話まだ見てないけど、絶対面白そう。

 

貴族探偵 Blu-ray BOX

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貴族探偵 (集英社文庫)

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貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)

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日々雑感

焼酎きろく、喜六

知人との家飲みの時、お勧めに応じて購入した高価なもの。

札5枚くらい。

芋の味わいが強く、香りは控えめ。

水で割っても旨味は挫けない。

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新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙 (支倉凍砂) 文倉十 (イラスト)

今まではfantasyと経済であったが、新シリーズでは主人公を聖職者になる夢を志す青年コルに据える。

宗教という切り口をメインに持ってこれるので、これは経済よりも遥かに資料が質実共に多いだろうし、このシリーズおもしろいまま相当長く続くかもしれない。

 

不滅あなた3

3巻は出会いの巻。

出会って死んでいったものの『形』を取り込む『不死』。

そして事故によって『顔』を失ったグーグー。

『不死』とグーグーの出会い。

『不死』は死で終らない出会いを全うできるのか?

取り込むだけでなく『成長』も始まる可能性も。

しかしこの作者、聲の形といい、けっこう根源的なテーマに力まずに触れる。

期待します。

 

 

天然素材減塩たくあん、ってのを買って食べてみると、マズイ。

というか味がしない。

仙台味噌をまぶして冷蔵庫で2日ほど置くと、好い味になってきた。

やや細かく刻んで、白飯に乗せても善し。

まぶした味噌と一緒にメシをかき込む。

 

 

エキバン

微小な傷、指のひび割れなんかにはホント便利。

セメダインのボンドってある、あれが薬用になってる感じ。

もちろん接着力は無い。

小さな傷にチューブ先からボンド?をチョチョイと付ける。

それだけ。

薬用成分を特に充実させたせいか、最初は傷に浸み入るが、後は傷の透明膜になって保護。

傷テープのような引掛りや突っかかりが無いので納得の便利ツール。

 

これ耳にしたのは平成の初め頃か。

それから結構年月が経過しているのに、エキバンは周知されてないし蔓延していない。

推測だけど多分、現状の傷テープの市場規模が余りに大きいから、エキバンが知られることによって傷テープ市場が駆逐されてしまうのを恐れて、薬事業界やメーカーとしてもフォーカスを当てない、のだと思う。

またったくの推測だけど。 

【第3類医薬品】エキバンA 10g

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不滅のあなたへ(3) (講談社コミックス)

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喜六 720ml

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歯医者の今昔

詰めていた歯が取れたり、虫歯が見つかったりで、弱っていた歯が欠けたリ、もあった。

10年ぶりに歯医者に行った。

 

以前行っていたところは家族の知り合いで、大阪の下町、区画整理からすこし離れた所にある古い歯医者。

元アパート?の一室を歯医者に仕立てあって、アパートにし事務所やら洋品店やらもあって昭和の香りが強い。

木造アパートで廊下あるくとギシギシ音たてる。

 

先生一人がやってるような歯医者で、ごくたまに奥さん?が助手か事務で来てる。

そんな所だから殆ど、先生を知ってる人しか来ない。

多分医療機器の償却も終わってるし、アパート賃借料も安かろう、もしくはアパートのオーナーかもしれない。

1日数人の客でも支出が少ないから十分やれるし、儲かってるみたい。

電話でゴルフの話なんかよくやっていた。

殆ど客が来ないから、いつ行っても診ていただける気楽さ。

先生一人でえっちらおっちらウンウン言いながら歯の加工なんかもしてる。

一対一の医療は、今にして思えば結構濃密な昭和感があった。

次来るときも、来週のいつでもいいよ、てな感じだった。

 

そして今回10年目の歯医者。

奈良でも歯医者はあちこちに沢山あるので、いっそのこと、と思って大型スーパーに併設している歯医者にした。

いやあ便利でビジネスになっていて、いろいろ驚きました。

歯医者も5.6人、歯科衛生士もそれ以上いるし、受付も別に2.3人いて予約と会計もやってる。

最初に行ったときは30分以上かけて歯垢取もやる。

歯がツルツルして驚く。

全角度全方向網羅にちかいほどのレントゲンを撮って口腔愕内を徹底スキャン。

おかげて色々と悪い所が見つかりそう。

 

歯の医療だけど、正面から先生が診る、のではなくて患者椅子を寝るように倒して、後方から先生が覗き込む感じ。

担当の先生はいるけれども、休みの時は他の先生がやってくれる。

歯科医師の前に歯科衛生士や歯科技工士?が、前溝整理よろしく後段始末よろしくで結構時間かけて口に関わってくれる。

前はせんせい一人でやってたなぁと思うと、真っ当なビジネスシステムだなぁと変に感心したり。

 

部分入歯でもモデル構築と専門的な加工徹底が感じられて、随分フィットしたものが出来た。

でも、やはり歯をドリルで削られる金属音と直接頭蓋に響く振動は嫌なもの。

前歯に近い麻酔では、唇辺り半分が半日近く感触が無かった。

麻酔が強かったせいか、前歯という場所がらのせいか。

 

まあ、今では当たり前のことだろうけど、私にはひどく新鮮だった。

行くのは嫌だけど。

でも大型スーパー併設の所はやはり便利。

前後の時間を使いやすいし駐車場の心配もいらない。

あとしばらくは付合いが続きそうです。

 

前編・天狗虫編
 

 

BLAME! 映画みました。

1000円で鑑賞のクーポンがあったので、なんばパークスシネマにて鑑賞。

4割ほどの入か、予想より客入ってる。

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『 講談社漫画賞を受賞し、テレビアニメにもなった「シドニアの騎士」で知られる弐瓶勉のデビュー作を劇場アニメ化。』

 

惑星都市構造体、重厚なこの世界観は魅力的。

シドニアの騎士で完成された世界観が、巨大母船から惑星地下階層にところを変えて、劇場版の迫力の音響と映像を堪能させてくれる。

 

制作クレジットに東亜重工の文字。

脈々としたシドニアの血脈の流れ。

 

原作コミックはわずかだけ読んだけど、コミックから映画を観ると相当に洗練されている。

廃墟の都市構造体、階上も階下も果てがなく、技術も記憶も失われ、機械とプログラムだけが無目的に拡張と異物駆除を続ける。

 

サバイバルに明け暮れる村人と、

ネット遺伝子を探している主人公、

電脳化されて記憶が保存された科学者、

説明し過ぎない、全体の顛末をまとめ過ぎないリアルな経過する感覚が魅力的。

 

充実した、余すところの無いアニメ映画でした。

 

ヘルメットグラスに映る視覚情報処理も、先端と歴史劣化が合わさった、とてもいい感じのものでした。 

 

 

劇場版「BLAME!」 弐瓶勉描きおろし設定資料集

劇場版「BLAME!」 弐瓶勉描きおろし設定資料集

 

 

籐の枕

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日帰り温泉やスーパ―銭湯なんかに良く置いてある中空のカンタン枕。

けっこう使い心地がいいので欲しかった。

ので、今回アマゾンで入手。

 

5年ほど前にも探してみた時は、Amazon出品が見つからなかったのでニトリ竹の枕で代用した覚えがある。

みなさんもAmazonで購入希望があったんでしょうね。

 

これ銭湯なんかで使っていた時は、プラスチックかビニルを紐板状にして編んでいるものとばかりに思っていたが、実際に購入して手に取ってみると籐100%。

白いべらっとした感じが、きっと合成ものに違いないと思い込んでいたが、籐の着色もしくは脱色したものなんですね。

嬉しい誤算です。

 

竹の枕も冷たい肌触りが魅力だけど、やはりもっと夏も盛りになると竹の面すら熱を持ってき始める。

そういうときには、こういった格子の細かい、身体との接地面が少なくて中身が空のマクラは重宝する。

 

普段はホールドの機能的な枕を使ってるけど、暑くなりつつある季節、畳やフローリングに直接寝転んで、籐の枕に頭蓋を乗せるのは心地よい。

 

よき昼寝の友であり、これからは昼夜を問わずに頭を乗せることになりそうです。

  

 

 

 

羊と鋼の森、コンビニ人間

羊と鋼の森 2015/9/11 宮下 奈都

・2016年 本屋大賞

『 ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。 』

 

情緒的に過ぎるかと、最初は思わせた文章も、音楽と自然の広がり、北海道の森を比喩にしてクリアな形をとる『音』の表現には適切だった。

 

『音』とバランスを追い求める少年に、調律師、ピアノを取り巻く人々、音楽、旋律、森の記憶が立ち現れて去ってゆき、また出会う。

 

みずみずしい美しさを最後まで失わない音楽小説、記憶に残る佳作。

読書中、充実した愉しい時間を過ごせました。 

羊と鋼の森

羊と鋼の森

 

 

 

村田沙耶香 コンビニ人間芥川賞.

芥川賞ラノベ化か?と思いつつ驚きながら読んでいたら、まあだいたいそんな感じではあった。

コンビニ風俗を軽く流し長ながら、BGMのようにするする流しながら、本筋もそこそこありで気楽に読めます。

 

筒井康隆が書いたらもっと面白くなった?

 

小説というより『文学賞』という社会事象のあり方について興味深かった。

こういう小説が、文芸誌や小説新潮の一編で掲載されても何ら不思議ではないが、芥川賞となると、へ~そーなのーと目をパチパチさせてしまう。

 

最後まで読み通せたから、商業作品としてのバリュウは勿論あると、そうおもいます。 

コンビニ人間

コンビニ人間

 

 

さよなら、カルト村。思春期から村を出るまで.  高田かや 、著

軽いホワホワタッチにもかかわらず、予期に反してこの本は面白かった。

ヤマギシ村で生まれ育った生活をコミックで描いた作品。

 

カルト宗教?っぽい書物については、ここ数年で読んだものと言えば、宗教学者島田氏の新書とか、名高い村上春樹の1Q84ぐらいだが、こういった世界についてのみ言えばだけど、それらに匹敵するほど読み応えあった。

なんというか普通の魅力、カルトに対する偏見ありき勧善懲悪ありき批判ありき視点でなく、では無く、普通にそこで生きている人の確かな視点と感覚。

 

親から殆ど隔絶させた子供の生活など、カルトに対しての批判や疑問が無いわけでは、勿論無い。

 

ただ、その辺の批判疑問について、最近は特に気になる点があった。

例えば、毎日新聞イスラム女性インタビュ改竄

https://goo.gl/p1kQJN

『 ヒジャーブを着けて辛い思いをしながら、めげずに弁護士になりました」みたいなイメージだと思うんですけど、全然そんなことではないんです。』

『 そもそも個人的に偏見や差別を受けたという経験が全然ない。』

そんな女性が、差別と偏見と闘って資格を勝ち取った記事をでっち上げられたもの。

 

毎日新聞としては、本人の感情はともかく、毎日新聞が決める正しい感情と正しい考え方の在り方はこうだからこう記事にした、のだろう。

 

このことを此の本についてダイレクトに当て嵌める事は出来ないが、著者がハードなこともホワホワタッチで描いていることに対して、やっぱりまだマインドコントロールが残っているとか、人格を否定するようなレビュを読むと、枠と形式に決められた表現でしか情報を受け取れないのだろうかと、残念な気持ちにもなるのだった。

 

著者は声高にカルトを批判する訳ではなく、村の生活を淡々と面白おかしく綴っているが、そう普通に見えても、村にいた当時から何も考えてい無さそうに見えていても、村を出る決断をする。

嵐の夜に脱出した訳ではない、普通に判断して親と話して、周囲や友人たちと別れ、近くの街で働き始めた。

 

著者はホワホワして天然だが、この本には力強い人の軌跡がある。

その決断こそ、そこに至った考えこそが、何にもまして強いカルトに対しての批判だろう。

そして文章にはしていないものの、おそらく両親に対する批判でもあったのだろう。

 

読んだ価値のあった本でした。

 

さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで